家庭教師の雑感

家庭教師をしている横井が、受験や勉強に関するお役立ち情報を書きます。

1日10時間勉強するための受験ストレス解消法

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私が高校3年生の時は学校がない日は1日中勉強していました。10時間ぐらいはやっていたと思います。受験ですからね。

しかし10時間もやると、勉強好きな私でもさすがにストレスを感じました。同じことをやり続けるとそれが好きなことでも苦痛になります。

そんな時に短時間でストレス解消できる方法を自分なりに考えて色々試したので、効果が大きかったものから順に紹介したいと思います。

 

また、ストレス解消法を選ぶ時に気をつけていたことがあります。ついついずっとやり続けてしまうようなものはハナから除外していました。漫画とかゲームとかやってしまうと、1時間や2時間はあっという間にすぎてしまいますからね。受験期は極力控えましょう。あとは友達や恋人と電話するのもダメですね。

 

筋トレをする

これは定番でしょう。やっている方も多いと思いますが、一応ご紹介。私の場合は腕立て15回と腹筋35回をやっていました。連続してできる限界がそのぐらいでした。物足りない時は2セットやっていました。受験中は運動不足になりがちなので運動不足解消にもなるし、筋肉を使うと血流がよくなるのか、その後の勉強の集中力も上がるので、いいことづくしのストレス解消法です。

 

散歩する

散歩は外の空気をすいたいけれど、ちょっと考え事もしたい時によくやっていました。家の周りをゆっくり歩きながら、さっき解けなかった数学の問題をちょろっと考えてみたり、昨日覚えた英単語を思い出してみたりして、ストレス解消しながらも、いい勉強時間にもなっていたと思います。

散歩から帰ってきて数学の問題をとくと、さっきは解けなかった問題があっさり解けたりするんですよね。不思議です。

受験時の運動不足解消にもなりますしね。筋トレが無酸素運動なら、散歩は有酸素運動です。バランスよくやるといいかも?

 

風呂に入る

なんだかちょっと眠たい時におすすめです。熱い風呂に浸かると眠気がさめます。さらに湯船の中で浸かりながら勉強するとストレス解消しつつ勉強を同時にできて効率がいいです。受験時にぴったりのストレス解消法だと思います。私は1時間浸かったりしていました。10分浸かってはちょっと涼んでまた10分浸かる、というように、浸かると涼むを繰り返していました。

 

一曲歌う

歌うことが好きな人は歌うことで短時間でスッキリできるでしょう。私はなるべく叫ぶ系の歌(THE BLUE HEARTSのリンダリンダなど)を大声で歌っていました。夜は枕を口に当てて歌っていましたが、昼はそんなことすることもなく、普通に声を出して歌っていたので、近所からすると気が触れた人がいると思われたかもしれません。すみません。

 

家族と話す

「きゅうけ〜い」と言ってリビングに突撃し、「あんた休憩してばっかりじゃないの〜」と言われるというルーチーンワークを毎日していました。受験勉強って孤独な作業なので、人と会話するだけで心が癒されるんですよね。なので、夜中や早朝に一人黙々と勉強するのは辛かったです。

 

短時間寝る

睡眠不足でむしゃくしゃする、、頭が働かない、、、なぜだかムカつく。そういう時は無理せず寝ましょう。1時間も寝れば回復することが多いです。訓練すると15分ぐらいで頭をスッキリさせることができます。受験で切羽詰まっている時に寝るという行為は勇気がいるかもしれませんが、投資と思って潔く寝ましょう。

 

空を眺める

ただ窓を開けて、昼なら道路を眺めて、夜なら空を眺めたりします。ひたすらぼーっとです。これは最近悩みすぎたな〜という時に効果的です。何も考えないようにしましょう。ぼーっとしながら、ストレスがす〜っと頭から抜けていくのをイメージしていました。そうすると本当にストレスがなくなっていくんですよね。

 

コンビニでお菓子を買ってくる

家にお菓子はあるんだけれど、わざわざ新しいお菓子をコンビニに買いに行ったりもしました。これは散歩的な効果もあるし、お金を使うことによるストレス解消効果も狙ったものです。テレビでやっていましたが、人間ってお金を使うことだけでストレス解消できるらしいです。

これ、結構面白くて、たとえばお金を使って服を買うとすると、新しく買った服を着ることでストレス解消しそうなのに、実はお金を払った瞬間にストレス解消しているそうです。

 

家事を手伝う

単純作業に没頭することはストレス解消にもなります。乾いた洗濯物をたたむ手伝いをよくしていました。他には皿洗いや掃除などもやりました。親も嬉しそうだし一石二鳥だなぁと思っていました。受験期に親の手伝いをするなんて、なんて良い息子なんだと自分でも思っていました笑

 

楽器をひく

幼少期に少しピアノをやっていたので、家にはピアノがありました。やらされていた当時は全然好きじゃなかったのですが、高校ぐらいになると結構好きになって、試しにひいてみるとこれが結構いいストレス解消になりました。ピアノだけじゃなく、他にも楽器が家にあればそれをひくと良いと思います。ドラムなどすごくいいストレス解消になりそうですね。

 

以上、私が受験時代にやっていたストレス解消法をご紹介しました。人によって合ったやり方があると思うので、他にも色々方法はあると思います。上記以外のストレス解消法を持っている方がいれば是非教えて欲しいですね。

受験生にとって、何か一つでも新しいストレス解消法が見つかったなら嬉しいです。

 

 

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やる気のない子供には、何も言わないのが一番良いという話

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子供に勉強してほしいと願っても、子供にはやる気がなく、全然勉強しなくて困っている家庭は多いです。むしろ、うちの子は自分から進んで勉強してくれるので助かるわ、なんていう家庭の方が珍しいでしょう。

 

やる気を出すために、保護者の方はあの手この手を考えると思います。色々なご家庭を見てきて、ダメなパターンはわかりました。ですが、親が何かをして子供が本当のやる気に芽生えたというケースに出会ったことはありません。

じゃあどうすれば良いのか、何もしなければ良いんです。

以下ダメな方法と私が提案する方法を説明していきます。

 

ダメな方法①ご褒美を与える

これは多くの保護者がやってしまいがちな方法です。例えば、平均点以上取れたらお小遣いアップとか、コンサートのチケット買ってあげるとか、1日中ゲームしてていいよ、とかです。

この方法のダメなところは短期的にしか効果がないというところです。ご褒美作戦で、長期的に成績が向上したケースに出会ったことがありません。

ご褒美に慣れてしまって、大してモチベーションに繋がらなくなるんですよね。仕事終わりのビールの最初の1杯はとても美味しいけれど、2杯目はそうでもないですよね?あれと同じことです。

 

ダメな方法②罰を与える

これもやりがちな方法です。平均点以下なら1ヶ月ゲーム禁止とか、お小遣いなし、とかですね。これも短期的にしか効果がないのです。慣れてしまいます。「まぁまたお小遣いなしだけど、しょうがないや」という気持ちになるんですね。それに家族内の不和の原因になりやすいです。子供がイライラしてしまいます。

 

ダメな方法③怒る、説教する

子供に勉強する大切さをわかってもらおうとするあまり、怒り口調になってしまったり、くどくどと説教することもよくないです。たまに勉強の大切さについて説くことは大事ですが、試験のたびに毎回だと子供も「わかってるよ・・・」となって馬耳東風です。

実際に子供もわかってますからね、勉強は将来の自分にとって大事ということぐらい。わかってることを何度も言われるとうっとおしいだけで、逆効果です。

勉強しようと思っていた時に、勉強しなさいと言われるとやりたくなくなりますよね。同じことだと思います。

 

では、子供のやる気を出すにはどうすれば良いか 

結局、自分から勉強が必要だと思ってもらうしかないんですよね。今まで全然勉強してこなかった子供が突然そんな思考にはならないので、長期的に取り組む必要があると思います。

私の兄は、中学受験をして中堅校(日能研偏差値50ちょいぐらいの学校)に入学しましたが、中高時代には全然勉強せずに、一浪して、それでも全然勉強せずに、名もない大学に落ちてやっと尻に火がつき、2ヶ月猛勉強して近畿大学に合格しました。

そういう人を見ていて思うのは、周りがどれだけ熱心に勉強するよう言っても無駄で、自分で気づかないとやる気って出ないんだな、ということです。

 

私たちにできることはいち早く自分で気づいてもらうことです。そこでこんな方法が良いんじゃないかと思っています。

 

提案①何も言うな

どれだけ成績が悪かろうが、志望校に届かなそうであろうが、何も言わないのが良いです。言っても響かないどころか、やる気をそいでしまいますからね。ただし、何も言わない作戦を始めるときに、1回宣言した方がいいと思います。「これまで何度も勉強しろと言ってきたが、全然伝わらないようなのでもう言わない。ただ勉強しないと困るのはあなただからそこらへんはよく考えてね。」と。

そして塾も家庭教師もやめさせてしまいましょう。勉強のやる気がないのにそんなものいらないでしょ?とでも言って。徹底的に、子供自身が望まなければ勉強する必要のない環境を整えるのが、この段階では大事かな、と思います。実際、やる気のないのに塾に行っても成績は上がらないので、お金と時間の無駄ですしね。

 

提案②子供が言ってくるまで待て

子供の成績は下がるかもしれません。ただ、どれだけ下がっても何も言わないでおきましょう。ただ、先生からの伝言があった場合はそのまま事実だけを伝えましょう。「このままだと進級できない可能性が高いらしいよ」などです。

そして、子供が目覚めるのをひたすら待ちます。もし目覚めなかったら・・・と思うでしょうが、子供を信じてひたすら待ちます。

ここで目覚めない子供もわずかながらいると思います。保護者が危機感を抱いているのに1年たっても目覚めない場合、私が提案する方法は諦めて、あまり効果はないですが、ダメな方法1〜3をやるしかないでしょう。

 

提案③簡単に与えるな

大抵の子供はこのままだとヤバイということを自覚すると思います。時間はかかるかもしれませんが。そうなるとこっちのもの。そして「塾に行きたい」や「参考書をかってほしい」と言ってくるかもしれません。しかし簡単に与えるのは良くないと思います。自由に勉強できる、教えてもらえるという環境の貴重さを学ばせた方が良いです。

差し迫った時に誰かが何とかしてくれる、という甘い思考を持ってしまいます。また、本当は貴重な環境なのに簡単に手に入ってしまったら、少し壁に当たっただけで簡単に手放してしまう恐れがあります。

ですので、「やる気を見せてくれたらね」とでも言って、課題を課すと良いと思います。例えば、「次のテストで順位を30番あげること」などです。

その課題を達成してから学習環境を整えてあげましょう。これは小さな成功体験を与えるという意味もあります。

 

提案④驚く

やる気を持って学習するようになったら驚いてあげると良いと思います。褒めるよりも驚いてあげた方が、子供の承認欲求が満たされると思います。

 

以上、やる気を出させるための方法でした。とはいえ、提案①の何も言うな、を実行するのはすごい怖いことだと思います。色んなご家庭に提案しても、実行した方はいないので、こんな考え方もあるんだと頭の片隅に置いておく程度に扱ってください。

 

 

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高学歴はメリットが多いが大きなデメリットもあるので注意しようという話

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学歴は高いほど良いことは間違いないけれど、でも学歴が高いことによる弊害も結構あるなぁと感じることもあったので、メリット・デメリットを少しまとめてみようと思います。

 

メリット①就職に有利

このメリットは一番わかりやすいでしょう。実際に書類選考で、ほぼ東大のみしか受け付けない企業や早慶以上しか受け付けない企業もあります。

ただ、マーチ以上であれば大抵の企業は足切りにはあわないでしょう。

マーチ未満の学校だと有名な大企業にエントリーしても、書類選考で自動的に切られたり、会社説明会にすら行けない(満席 と表示される)こともあります。

私が就職活動をしていた時に実際にみた光景です。

 

他にも、高学歴の大学の場合は教授が企業とパイプを持っていて、推薦してくれたりする場合もあります。また、企業から新卒募集の紙が学生課に貼られていたりもするので、そういう窓口から申し込むと選考が有利になるのかもしれません(私はそういう窓口を使ったことがないので、実際の効果のほどはわかりませんが)

 

就職に有利なのは間違いないでしょう。

 

メリット②出世に有利なこともある

大抵の企業では、入ってから学歴など関係無いでしょうが、古い企業には学閥的なものが存在することもあります。大学の学閥の場合もあれば、高校の学閥の場合もあります。最近聞いた話だと金融系のとある会社では筑駒出身者のみが入れる筑駒の派閥があり、なかなかお偉いさんも所属しているので、中に入って可愛がられると引き上げてもらいやすいとか。。

学閥ほど明確なグループでなくても、お偉いさんが同じ大学出身だと、なんとなく目をかけてもらいやすいというのはあると思います。

 

メリット③優秀な友達と仕事できる

自分が高学歴だと、学生時代に仲良くなった友達も皆高学歴なので、働き出して10年ぐらいもすると頭角を表している人がそこそこいます。なので、仕事上でコネクションが必要になった時に、探しやすい、というメリットがあります。私も起業するときに優秀な友達を誘えたので、この時は高学歴でよかったなと思いました。

 

メリット④初対面の人でも一定の信頼感を持ってくれる

有名大学出身というだけで、そこそこ信頼してくれる人は世の中には多いです。大学名を言っただけで接する態度が変わる人もいます。そういう例は極端ですが、多かれ少なかれ信用度は上がると思います。すると話がスムーズに進んだり、仲良くなりやすかったりします。

 

メリット⑤理性的な友達と穏やかに過ごせる

東大に入って驚いたことの一つに、友達がみんな優しくていいやつだったということがあります。意地の悪い人間がほとんどいない。ごく稀にいますが、、ですが確率的には一般社会に対して比べ物にならないほど低いと感じました。みんな合理的な判断で動いているからかな、と思います。いきなり切れたりする人はほぼいないです。そういう友達を数多く作れるのは大きなメリットだと思います。

 

メリットは以上くらいでしょうか。どれも中々のメリットですね。勉強が好きなのであれば高い学歴を持っておくに越したことはないでしょう。勉強嫌いなのに無理してやるほどの価値があるかというと、そこまででもないかな?とも思います。

 

それではデメリットについて書いていきます。

 

デメリット①無意識に就職先の選択肢を狭めてしまう

学生時代の私は起業への思いが強く、もう就職せずに起業したい、なんて思っていたのですが、親に反対され、結局やめてしまいました。せっかく東大に入ったんだから、まずは大きな企業に就職して修行してから起業すればいいじゃないか、ということでした。まぁそれも一理あるなと思って一度就職したわけですが、今思えばさっさと起業しとけばよかったな、と思います。

他の例として、プロゲーマーのときどさんという方がいます。この方は東大の大学院まで行って、就職先を考えた時に、公務員になるかプロゲーマーになるか、非常に悩んだみたいです。せっかく東大まで進んだのに、学歴が必要じゃないプロゲーマーという仕事につくのはもったいないんじゃないか、という悩みですね。どきどさんは結局、プロゲーマーの道に進むことにしたのですが、そういう「学歴が必要な道」と「学歴が不要な道」の分岐点に立った時に、もったいないからと、本意ではない「学歴が必要な道」を選ぶ人は多いと思います。

つまり、高い学歴を持ってしまったゆえに、自分の進む道を、無意識に学歴が必要な道に限定してしまうということが起こるのです。

選択肢を広げようと高学歴を得たのに、自分の好きな道に進めないなんて悲劇ですよね。これが一番大きなデメリットだと思います。

ついでに、ときどさんの就職時の葛藤やプロゲーマーとしての心構えが書かれている名著をご紹介しておきます。 

東大卒プロゲーマー 論理は結局、情熱にかなわない (PHP新書)

東大卒プロゲーマー 論理は結局、情熱にかなわない (PHP新書)

 

 

デメリット②周囲の期待値が高い

仕事上で、頭がいいからそれなりの活躍ができるんでしょ?と見られることは多いです。でも仕事ができるかどうかって頭の良さだけでは決まりませんからね。コニュニケーション能力であったり、気配りであったり、人間としての総合力ですから。上司やメンバーとの相性の問題もあるでしょう。

ですが、パフォーマンスが悪いと「高学歴なのに、、、」と言われがちです。私も言われたことはあります。慣れてしまえばいいんですけどね、押しつぶされて鬱になる人も中にはいます。

 

デメリット③学歴以外の武器を身につけるモチベが下がる

高学歴を持ってしまえば、それなりに将来安定だろうということで、それ以上武器を身につけるモチベーションが削がれる、ということはあると思います。私は一時期弁理士の資格を取ろうかと思っていた時期もあるのですが、効果あるのかな(将来の収入をあげるという意味で)などと考えてやめてしまいました。同じような友人もいましたね。

資格だけじゃなく、俺はこのままじゃヤバイから学生のうちに営業力をつけておくんだ!とかリーダーシップを身につけるためにイベント運営するぞ!とかそういうアグレッシブな人はそんなにいないなぁと感じていました。

 

以上、デメリットでした。個人的には、高い学歴を持ってしまったゆえに、好きな道に進めなくなる、というのが、人生全体にのしかかるとても大きなデメリットだと思います。でもこのデメリット含め、上記にあげたデメリットは全部自分の気の持ちようでなんとでもなるので、やっぱりまとめると、学歴は高いに越したことはない、ということになると思います。

 

 

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半年でTOEICの点数を700点から975点に上げた英語勉強法

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大学時代に試しに受けたtoeicの点数が700点前半でした。当時、周りの東大生は私よりも英語ができる人が多く、また英語の授業でもついていくのが精一杯という感じで、なんとか英語力を伸ばしたいな、と頭を悩ませました。

英語はとりあえず毎日やれば力が上がるんだろうなという予想があったので、とりあえず毎日やるためにどうすればいいのか、を考えました。

また、リーディングはそこそこできていたので、とにかくリスニング力を鍛えるにはどうすれば良いかを考えました。

 

勉強はやり方で9割がた結果が決まると思っていたので、考えに考えました。

 

そこで考えた手法が

洋画を英語字幕ありで、完全に聞き取れるまで何度も聞く。そして何本も見る。

ということでした。

 

まず私は洋画が好きでした(とはいえ3ヶ月に1本みる程度)。洋画なら毎日見ることができる。

またそれまで何度もTOEIC用の本などで、リスニングCDを聞いて練習していましたが、発音が綺麗すぎたり、ちょっと会話のスピードが遅かったりしました。TOEICの本番の試験と同様の発音・スピードなんでしょうが、もっと砕けた発音・速いスピードに慣れた方が本番では落ち着いて答えられるだろうと思っていたので、アメリカ人のナチュラルな会話のスピードを聞ける洋画は最良の素材だと考えました。

そして、聞きとった英語が正解かも確認しなければなりません。その意味で、英語字幕を表示できる洋画を選びました。

最後に、色々なジャンルの映画を見れば語彙力が自然と増えていくだろう、そしてその中でも何度も出てくる頻出単語は強く記憶に残るはず、と考えました。

 

これは私にとって最良の勉強法でしたが、人によっては色々な方法が考えられると思います。

 

例えば、ナンパが得意な友人は外国人の彼女を作っていたし、旅が好きな人はゲストハウスで外国人と毎晩交流する、ということをしていました。

これらは結構ハイレベルなコミュニケーションスキルが要求されますが、洋画を繰り返し見る、ということは洋画が好きなら誰でもできると思います。

それでは、以下、洋画で英語を勉強する方法を詳しく書いていきます。

 

TSUTAYAで好きな洋画のBlu-rayかDVDを借りる

まずはネットで好きな映画を調べましょう。そしてそのBlu-rayまたはDVDに英語字幕があるか調べます。amazonの登録情報を見ればわかります。

これはキャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンの登録情報です。

 

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「字幕」の右を見ると日本語、英語と書いてあります。ここに英語が含まれるものを選べば良いです。ですので、 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのBlu-rayやDVDは利用できます。

 

英語音声・英語字幕にして、聞き取れなかったら巻き戻して字幕を読む

ここから地道な作業が始まります。英語音声・英語字幕にして、普通に映画をみていきますが、聞き取れなかった部分が出てきたら巻き戻して、何を発言していたのか、英語字幕を読んで確認します。

その際、意味の知らない単語があれば、辞書やネット検索で意味を調べます。特に何かに書き留めるということはしなくて良いです。頻出語は今後も何度も出てくるので自然と覚えます。

 

聞き取れなかった単語は発音記号も見て、正しい音を覚える

映画の英語を聞いて発音を覚えられれば素晴らしいのですが、音を聞いて、その音が何か(sなのかthなのかや、erなのかarなのかなど)を区別できるのはかなり英語力がついてからです。

私はそれは無理だと断念して、発音記号を丁寧に勉強しました。すると、発音記号を見ればどういう音かわかるようになりました。

聞き取れない単語があったら、発音記号を見て正しい音を想像してから、映画の本物の発音を聞く、ということを繰り返しました。

単語ひとつひとつの音を正確に覚えるのは、リスニング力を向上する上でとても大切だと思います。

 

単語の音は覚えているのになぜか聞き取れない部分に注意する

ひとつひとつの単語の音はちゃんと覚えていても、聞き取れない部分は多々あると思います。それは単語が繋がった時に、本来あるべき音が抜けたりするからです。

例えば、of mineのようなセリフがあったとして、fとmが続くとfの音はほとんど消えてしまいます。

他には、at tenのようにtが続くときはtの音は1回しか発音しないなどもあります。

私は、音が省略されている場面を見つけては、その連結部分の発音を真似するということを繰り返すうちに、自然と頻出する音の省略パターンを身に着けることができました。

 

何があっても必ず1日15分以上、できれば1時間やる

英語は毎日やらないと衰えていくということは誰でも知っていることだと思います。ですので、何があっても15分は毎日洋画を見て英語を学習しました。

基本的には毎日1時間勉強しましたが、仕事が忙しい時などは15分程度に抑えました。

学習初期の頃は舐めて3日やらないが日があったりしたのですが、3日ぶりに英語学習をすると、3日前の記憶が薄れているので、また3日前の復習からやり直さねばならず、2度手前で時間がもったいないと感じました。それ以降、何があっても毎日勉強するようにしました。

 

半年継続し、実力の向上に驚く

そんなことを半年続けてから、TOEICのテストも近づいてきたので、TOEICの公式問題集を解いてみると、自分でもびっくりするぐらいスラスラ解けました。半年前は知らない単語がいっぱいだったリーディングや、全部聞き取ることなんて無理っしょと思ってたリスニングも、わからない部分がほぼない、というレベルになっていました。

自分の語彙力の向上とリスニング力の向上に驚くこと間違いなしです。

ここまでくると、TOEIC専用の対策など必要なく、そのままテストを受けると975点を取ることができました。

 

まとめると、「洋画の英語を丁寧に聞き込むことを毎日15分以上半年続ける」ということです。

 

この方法教えても大抵の人は1週間ぐらいでやめるんですよね。効果が感じられないとか言って。そりゃ1週間で効果を感じるのは無理ですよ、と思います。騙されたと思って半年間継続してみてください。びっくりすると思います。

 

  

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凡人が最も勉強時間少なく、高確率で東大に受かる方法(幼少期からの計画)

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家庭教師をしていて、子供によく、社会って意味あるの?とか理科ってやってて意味あるの?という問いを聞かれます。

その正しい答えはとりあえず置いておくとして、入試には必要です。

 

ただし、時期によっては入試にすら必要のない科目があります。

 

ここでは東大に受かることを目標にして、時期別に勉強すべき科目、勉強しなくて良い科目を説明していきます。

小学校までの教育が大事ですので、小学校までの記載が多めになっております。

 

まずは東大入試に必要な科目のおさらい

まずゴールを考えましょう。東大入試に必要な科目です。

文系理系に関わらず、国語・数学・英語は必須です。

理系なら理科科目2つと社会科目1つ(センター試験のみ)が加わり、文系なら理科科目2つ(センター試験のみ)と社会科目2つが加わります。

 

ただし、センター試験でのみ使う科目は半年もあれば十分に対策できるので、半年前まで無視で大丈夫です。

 

幼少期から小学校低学年までに取り組むべき勉強

理系であろうが文系であろうが必ず使う能力を鍛えるべきです。

国語と算数と英語です。

 

まずは国語です。

国語は本を読ませましょう。幼少期は親が読み聞かせると良いと思います。読書量と国語の能力は関係ないと言われたりもしますが、私の経験上は読書量が多い子供は国語の点数は高い傾向にあります。

最初は児童向けの小説で良いと思いますが、論説文を読む力も鍛えるべきです。小学1年生になったら、論説文の読解問題を毎日少しずつこなしていきましょう。

ハイレベ100シリーズは良いと思います。 

ハイレベ100小学1年読解力

ハイレベ100小学1年読解力

 

国語の能力は他の科目にも顕著に影響を与えるので、実は一番重要だったりします。国語の能力が低い子供は、他の科目の解説を読むことができません。また他の科目の問題文を読み間違いが多くなったり、問題文を読むのに時間を取られて制限時間内に解けないということがおきます。

ですので、幼少期からしっかり勉強しておきましょう。

 

次に算数です。

算数は計算力と考える力を身につけましょう。

計算力は市販のドリルをやらせれば良いでしょう。何でも良いです。もっと大事なのは考える力、閃き力を鍛えることです。そのための本は少なく、私の知る限りでは、算数ラボシリーズぐらいしかありません。 

算数ラボ 考える力のトレーニング10級

算数ラボ 考える力のトレーニング10級

 

これはかなりの良著です。高度な算数の知識がなくても解ける、しかししっかりとした思考力は必要な問題を作ってくれています。

 

それと同時に普通の算数の能力も鍛える必要もあります。ハイレベ100シリーズの算数が良いと思います。こちらは一般的な算数の問題を並べてくれています。

ハイレベ100小学1年さんすう

ハイレベ100小学1年さんすう

 

 

私は幼稚園年長ぐらいから1日1時間(国語30分・算数30分)家庭学習をしていました。それぐらいで良いです。1時間解かせて親が丸つけ・解説する、という形式で良いと思います。

 

そして英語についてですが、英語は中学校に上がってからでも十分学習できますが、リスニングだけは幼少期から英語に触れている人が圧倒的に有利です。英語に慣れておく、という意味で、ネイティブの先生とたくさん会話できる英語スクールに週1~2回通えば良いと思います。

 

中学受験をするか否か

小学校高学年時に鍛えたい能力を語る上で外せないのが、中学受験をするかの判断です。

私の考えは、「中学受験はすべきだが、無理するべきではない。そしてできれば3科目以下で受験できる学校にすべき」です。

 

自分の能力と近しい者と競争をすることは効率的に能力を伸ばす上で非常に重要です。能力が近しい者が近くにいる環境を手に入れるため、という理由で進学校に進むべきだと思います。

 

ですが、無理をして勉強しまくらないと入れないような学校に入るべきではないと思います。勉強熱心な人が周りに多い環境を手に入れることが目的なので、四谷偏差値55以上のところであれば十分だからです。

 

最後の3科目受験(国算理)については、社会は東大入試の直前にやれば良いのであって、小学生の時に根詰めてやるのは時間の無駄だからです。

 

理科は小学生の時にやっても多少意味があります。物理や化学の考え方というのは中学受験の時の考え方と大学受験の時の考え方とで、本質的には変わらないからです。暗記系の分野はあまり意味ないですが、そこは仕方ないですね。。

 

ベストなのは算数のみや国語と算数のみで受験できる学校ですが、それだとかなり数が限られてしまいますからね。  

 

小学校高学年時に取り組むべき勉強

小学校4年生になったら大手塾が実施している模試を受けてみましょう。幅広い難易度の学校に対応しているという点で、四谷の合不合判定テストか、日能研の公開模試がおすすめです。国語と算数のみの2科目で受験してください。

 

3回程度受験して、自分の平均偏差値を確認し、その偏差値プラス5程度の学校のうち、3科目受験できる学校を選ぶと良いと思います。

 

小学校高学年で勉強する科目は国語、算数、理科、英語となります。ただし英語以外は中学受験に向けた勉強に切り替えていきましょう。

とは言っても、塾には行かない方がいいです。塾に行かず、自分のペースで勉強して行ける学校に行くのが良いと思います。

 

国語の勉強方法についてはこちらの過去記事が参考になると思います。

 

www.yokokate.com

 

算数についてはこちらの記事を参考にしてください。

www.yokokate.com

 

理科についてはこちらの記事を参考にしてください。

www.yokokate.com

ただし、理科は小6からで十分です。

英語は低学年の時と変わらず、英語スクールに週1~2回通うのが良いと思います。

 

1日の勉強時間としては

小4:2時間

小5:2時間

小6:3時間

 

程度で良いと思います。その程度の勉強で行ける学校にいきましょう。とはいえ、上記の各記事で紹介している勉強方法はかなり効率の良いものなので、しっかり毎日やれば偏差値60以上も十分狙えると思います。

 

中学校で取り組むべき勉強

中学入学おめでとうございます。中学では科目も増えますが、東大入試に受かるための勉強としてはやるべき科目はかなり絞られます。

 

まず国語と英語と数学は継続して勉強します。

 

理科と社会については勉強する分野を取捨選択します。

 

もう自分が理系向きなのか文系向きなのかはわかっているでしょう。

理系か文系かをまず決めてしまいましょう。

仮に理系だとすると、さらに理科の中でも物理・化学・生物の中で自分が何が得意なのかもわかっているでしょう。その中で好きなものを2つ選んでその分野のみ力を入れて勉強してください。ちなみに地学が選択肢にないのは、地学は優れた市販の教材が少なく勉強しづらいため、元々選択肢に入れていません。

社会は勉強する必要はないです。赤点を取らない程度にやりましょう。

 

もし文系だった場合は、社会の中でも、世界史か日本史か地理の中で自分が得意なものを2つ選んでその分野のみ力を入れて勉強してください。公民は東大の2次試験で使えないので選択肢に入れていません。

理科は文系を目指す生徒が中学でやる必要はないので、赤点を取らない程度にやりましょう。

 

おすすめする教材は新中学問題集の発展編です。本来は塾や学校関係者しか購入できませんが、個人でもこちら(役立つ書籍屋)から購入できるようなので、必要な方はどうぞ。

でも学校から配られている教材をきちんと勉強すれば良いと思います。定期試験対策にもなりますからね。私の経験上、進学校はちゃんと良著を選んでくれているので、そこは信頼して良いです。

 

国語・数学・英語・理科・社会以外の科目は赤点を取らない程度で良いです。

 

進学校は学校が塾みたいなものなので、塾はいく必要はないです。学校の勉強(上記科目のみ)をしっかりしましょう。

塾へ行かずに部活に励んだり、遊んだりして、青春を謳歌しましょう。

 

高校で取り組むべき勉強

高校からは大学受験を目指して本格的に勉強を進めていきます。

高校1年と2年時は東大の2次試験に必要な科目を勉強します。

理系なら国語・数学・英語・理科2科目で、文系なら国語・数学・英語・社会2科目です。

 

また、学校の授業のうち、先生の教え方が下手な授業は無視して、授業中に自分の勉強を進めましょう。

 

高校3年時の夏から、センター試験でのみ使う科目の勉強をしましょう。

 

大学受験では、素晴らしい参考書がこれでもか!というほど出版されているので、やはり塾へ行く必要はないです。良著を選んで自学自習すれば十分です。わからないところは仲の良い学校の先生に聞いたり、賢い友達に聞いたりして解決できると思います。

 

各科目のおすすめ参考書や勉強方法はまた他の記事で書き次第追記していきます。 

 

以上、東大に受かるために最も勉強時間が少なく、しかし高確率で東大に受かる方法を記載しました。

 

参考になれば幸いです。

 

 

中高一貫校を通学時間や塾別偏差値で検索できるスクマ!

中高一貫校を通学時間や塾別偏差値で検索できるスクマ!を運営しています。「自宅の最寄駅から50分以内の四谷偏差値45~55の学校」といった学校一覧を5秒で表示できます。

学校公式HPの新着ニュースをメールで受け取ることもできるので是非一度使って見てください。

schma.jp

集中力の保ち方

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勉強時間を増やしても集中していなければ、ただ間延びするだけで、効果は出ません。かといって「集中するぞ!」と思うだけで集中できるのなら苦労はないですよね。

それでは、この記事では集中力を維持するテクニックを紹介したいと思います。

 

自分の集中できる時間を知って、そのタイミングで休憩を入れる

 勉強をしてふと自分が疲れてきたなぁ、ちょっと集中力が落ちたなぁと思う瞬間があると思います。それがだいたい何分でくるか、1週間毎日測ってみましょう。すると自分の集中力が続く時間がわかります。

大学受験時代の私の場合は30分です。30分たつと、意識的に休憩するようにしていました。ただ、休憩時間が長くなると、それはそれで時間の無駄ですから、だいたい勉強1時間につき10分程度の休憩になるようにしてください。

ですので、私の場合は30分勉強して5分休憩する、というリズムでした。

 

効果的な休憩方法を何パターンか持っておく

私の場合5分の休憩でしたから、5分でリフレッシュするためには自分が気分転換しやすいアクションを知っておく必要がありました。

私の場合は、水を飲み、家族ととりとめもない会話をすることもその一つでした。30分自分の部屋で勉強したらリビングにいって水を飲み、少し会話(今日の晩御飯なに?など)をしました。

他には、歌を歌うことも短時間でリフレッシュできることでした。

大声で叫んだりもしていました。そのまま叫ぶと近所迷惑になるので、布団や枕で口を抑えて叫んでいました。

あとは軽い運動ですね。私はボクシングをしていたので、軽くシャドーボクシングをするのもいい気分転換になりました。

このように、自分にあった休憩方法を何個か持っておくと良いです。

一つだけだと、その時の状態によっては気分転換できないこともあるので、そういう時のために複数持っておきましょう。

ただし、歌を聞く、漫画を読む、ゲームをする、などのように中断することが難しいものを休憩時間に取り入れることは決してしないでください。そういうことは勉強が完全に終わった後にやりましょう。

 

生活上避けられない作業を休憩時間とみて、計画的に勉強の合間に差し込む

生活上避けられない作業とは、ご飯やお風呂、歯磨きです。たまに爪切りや耳掃除も入ってきます。

こういう作業をしている時は不思議とかなりの気分転換になり、その作業の後の勉強がはかどります。

ですので、この作業を休憩時間として、計画的に使うのです。

例えばご飯のあと連続して風呂に入って歯磨きをする、というのは良くない方法です。

一気に大きな気分転換の手段を使い切ってしまうことになります。

例えば私の場合だと、30分勉強して5分休憩が1サイクルであることは既にお話ししましたが、だいたい3サイクルすると、疲れてきます。

そこで、3サイクル後、まずはご飯を挟んでかなりリフレッシュします。その後また3サイクル勉強したあと、お風呂を挟んで大きくリフレッシュ。そしてまた3サイクル後今度は歯磨きをしてリフレッシュした後、また3サイクルします。

 

このように大きなリフレッシュをところどころに差し込んで集中力を保ちます。

 

15分〜30分寝る

どうしても気分が乗らない時や、眠くて集中できそうにない時、あると思います。そういう時は思い切って寝るのも一つの選択肢です。

ただし寝るのは30分以内にしましょう。理想は15分です。15分~30分寝て起きるということは結構慣れが必要なので、最初のうちはベッドに横になって目をつむっているだけでいいです。

ちゃんと目覚ましはかけておきましょう。慣れないうちはなかなか起きれないと思うので5個ぐらい目覚ましをセットしておきましょう。

たとえ寝られなかったとしても、しばらく目を閉じてから目を開けると、頭が気分を切り替えやすい状態になっていることが多いです。そしてすっと勉強を始めることができます。

 

場所を変える

自分の部屋で勉強していて、気分が乗らないなと思った時は、図書館に行ったり、塾の自習室に行ったりすることも効果的です。

これはかなり効果的ですが、私はあまりやらない方法です。移動時間が無駄になるからです。もちろん移動中も勉強はするのですが、ちゃんと机でやる場合に比べて効率は落ちます。この方法を実行する前に他の方法で集中力を維持できないか検討すべきです。

 

作業を途中で切る

休憩後、すっと勉強を再開できない人が多いのではないでしょうか。そういう人は休憩前に勉強を切り上げる時、ちょうどいいところまでやらないようにすると良いです。

あえて中途半端な所で切るのです。算数なら計算の途中、国語なら文章を書いている途中など。中途半端な所で停止させることはとても気持ちの悪いことですが、この気持ちの悪さを利用します。

気持ち悪い状態を解消しようというモチベーションを使って、自分自身を早く再開したい気持ちにさせるのです。

こういう、自分の気持ちを強制的にコントロールする方法を知っておくのも受験勉強では大事です。

 

早朝に勉強する

私の経験上、夜遅くに勉強するよりも朝起きて勉強する方が圧倒的に集中できます。夜に勉強すると、疲れていることと、最悪睡眠時間を削ればいいやという思考が働いてしまうこと、友達からの連絡で集中が妨げられることなどから、効率が落ちてしまいがちだと思います。

そこで私は21時に寝て3時に起き、6時30分まで勉強して学校にいく、ということをしていました。

朝は寝た後だから体力は最高にあるし、6時30分までという時間が決められているから、だらだら過ごしてしまうこともないです。また朝3時に友達は起きていないので連絡はきません。

そして何より、せっかくこんな早朝に起きたんだから有意義なものにしたいという欲求が働きます。

だから非常に集中できます。

 

科目をローテーションさせる

最後はよく言われていることですが、1~2時間おきに科目を変えた方がいいです。同じことをやっているとどうしても飽きがきてしまいます。暗記系科目と思考系科目を交互にやるとさらに効果的でしょう。

 

以上、私が実践して効果が大きかったことを紹介しました。勉強の質をあげたい方は参考にしてみてください。

 

 

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受験でもうこれ以上勉強する時間がないと感じる時に時間を作る方法

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勉強量と成績はおおよそ比例します。

受験生の方は自分の限界まで勉強しているとは思います。しかし現状よりもさらに成績を伸ばしていこうと思うと、勉強時間の増加が必要になることは多いです。

それでは、今の生活リズムをほぼ変えずに勉強時間を増やす方法をお教えします。

 

レベル1:電車やバスの移動時間で勉強する

これは基本ですね。座ることができればベストですが、やむなく立たざるを得ない時もあるでしょう。ですので、座れた時にする勉強と、立った時にする勉強、両方の用意をしておきましょう。

座れた時には、ほぼどんな勉強でもできると思います。自分の太ももを机にして普段と同じ勉強をしましょう。

 

立った時は基本的には何か1冊を眺めるということしかできません。暗記物がいいでしょう。覚えるべき箇所を隠して自分の心の中で答えていきましょう。間違えた箇所には爪か何かで印をつけておいて、学校についたあと、もしくは家に帰った時に再度確認しましょう。

 

レベル2:学校の休憩時間に勉強する

これも言われずともやっている方が多いのではないでしょうか。学校の休憩時間は格好の勉強タイムです。10分や20分と区切られているので、最高に集中できます。10分だけ!と思うと集中できるものです。

じゃあいつ休憩するのか。授業中に休憩してください。

私の経験上、授業中ずっと集中を求められることは少ないです。他の人が答えている時や重要じゃない話の時、外の景色を眺めたり、密かにぼーっとして頭を休めましょう。

 

レベル3:湯船に浸かっている時やトイレの時に勉強する

湯船に浸かる時間にぼーっとするのはもったいないです。是非暗記すべき教材を持ち込んで暗記作業を進めましょう。20分ぐらいが限界でしょうが、それしかすることがないし、短時間だけと思えば非常に集中できます。

トイレの時も同様です。

 

レベル4:学校の授業中に受験勉強をする

学校の授業を素直に聞いておく必要はないです。受験に有用な授業と、あまり役立たない授業があると思います。

ちなみに私は高校時代、自分で参考書を進めた方が効率的だと思い、ほとんどの授業は聞かずにこっそり自分で勉強していました。教え方がうまい物理と数学の授業のみ聞いていました。

バレると怒る先生が多数派なので、バレないように細心の注意を払ってください。教科書はちゃんと開いておいて、自分が当たりそうな時だけは授業を聞いて答えられるようにしておきましょう。

これはかなり勉強時間を稼げます。大量の学校の授業時間が自分の受験勉強時間に変わります。自分で実践していてとても効果的だと感じました。

 

レベル5:頭を使わない作業の時間を勉強時間に変える

学校から歩いて帰っている時、シャワーを浴びている時、ご飯を食べている時など、前をみなくちゃいけなかったり、手が塞がっていたりして、一見勉強ができないと思える時間も、勉強時間にすることが可能です。

その作業を始める前に覚えるべき事項を10個ほどピックアップしておいて、作業中に頭の中で反芻します。

例えば、学校から電車で帰っている時に、電車から降りる少し前に、覚えるべき事項を10個頭の中に入れます。電車から降りて、家まで徒歩で帰っている間、その10個を頭の中で繰り返し唱えるのです。中には頭に入っていなくて、繰り返し唱えられないものもあるでしょう。そういうものは家についたときに確認してください。こうして覚えた事柄は結構定着率が高いです。

 

このように、細切れの時間を全て勉強時間に変える工夫をすれば、人によってはまだ数時間は勉強時間を増やせると思います。

 

このやり方を教えてもレベル5までやる人はほぼいないです。生活リズムを変えずに勉強時間を増やせるのにもったいないなと思います。

 

自分のやる気と切迫度に応じて、どのレベルまで実施するか決めてみてください。

 

それではまた。

 

 

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