勉強量と成績はおおよそ比例します。
受験生の方は自分の限界まで勉強しているとは思います。しかし現状よりもさらに成績を伸ばしていこうと思うと、勉強時間の増加が必要になることは多いです。
それでは、今の生活リズムをほぼ変えずに勉強時間を増やす方法をお教えします。
レベル1:電車やバスの移動時間で勉強する
これは基本ですね。座ることができればベストですが、やむなく立たざるを得ない時もあるでしょう。ですので、座れた時にする勉強と、立った時にする勉強、両方の用意をしておきましょう。
座れた時には、ほぼどんな勉強でもできると思います。自分の太ももを机にして普段と同じ勉強をしましょう。
立った時は基本的には何か1冊を眺めるということしかできません。暗記物がいいでしょう。覚えるべき箇所を隠して自分の心の中で答えていきましょう。間違えた箇所には爪か何かで印をつけておいて、学校についたあと、もしくは家に帰った時に再度確認しましょう。
レベル2:学校の休憩時間に勉強する
これも言われずともやっている方が多いのではないでしょうか。学校の休憩時間は格好の勉強タイムです。10分や20分と区切られているので、最高に集中できます。10分だけ!と思うと集中できるものです。
じゃあいつ休憩するのか。授業中に休憩してください。
私の経験上、授業中ずっと集中を求められることは少ないです。他の人が答えている時や重要じゃない話の時、外の景色を眺めたり、密かにぼーっとして頭を休めましょう。
レベル3:湯船に浸かっている時やトイレの時に勉強する
湯船に浸かる時間にぼーっとするのはもったいないです。是非暗記すべき教材を持ち込んで暗記作業を進めましょう。20分ぐらいが限界でしょうが、それしかすることがないし、短時間だけと思えば非常に集中できます。
トイレの時も同様です。
レベル4:学校の授業中に受験勉強をする
学校の授業を素直に聞いておく必要はないです。受験に有用な授業と、あまり役立たない授業があると思います。
ちなみに私は高校時代、自分で参考書を進めた方が効率的だと思い、ほとんどの授業は聞かずにこっそり自分で勉強していました。教え方がうまい物理と数学の授業のみ聞いていました。
バレると怒る先生が多数派なので、バレないように細心の注意を払ってください。教科書はちゃんと開いておいて、自分が当たりそうな時だけは授業を聞いて答えられるようにしておきましょう。
これはかなり勉強時間を稼げます。大量の学校の授業時間が自分の受験勉強時間に変わります。自分で実践していてとても効果的だと感じました。
レベル5:頭を使わない作業の時間を勉強時間に変える
学校から歩いて帰っている時、シャワーを浴びている時、ご飯を食べている時など、前をみなくちゃいけなかったり、手が塞がっていたりして、一見勉強ができないと思える時間も、勉強時間にすることが可能です。
その作業を始める前に覚えるべき事項を10個ほどピックアップしておいて、作業中に頭の中で反芻します。
例えば、学校から電車で帰っている時に、電車から降りる少し前に、覚えるべき事項を10個頭の中に入れます。電車から降りて、家まで徒歩で帰っている間、その10個を頭の中で繰り返し唱えるのです。中には頭に入っていなくて、繰り返し唱えられないものもあるでしょう。そういうものは家についたときに確認してください。こうして覚えた事柄は結構定着率が高いです。
このように、細切れの時間を全て勉強時間に変える工夫をすれば、人によってはまだ数時間は勉強時間を増やせると思います。
このやり方を教えてもレベル5までやる人はほぼいないです。生活リズムを変えずに勉強時間を増やせるのにもったいないなと思います。
自分のやる気と切迫度に応じて、どのレベルまで実施するか決めてみてください。
それではまた。
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