家庭教師の雑感

家庭教師をしている横井が、受験や勉強に関するお役立ち情報を書きます。

集中力の保ち方

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勉強時間を増やしても集中していなければ、ただ間延びするだけで、効果は出ません。かといって「集中するぞ!」と思うだけで集中できるのなら苦労はないですよね。

それでは、この記事では集中力を維持するテクニックを紹介したいと思います。

 

自分の集中できる時間を知って、そのタイミングで休憩を入れる

 勉強をしてふと自分が疲れてきたなぁ、ちょっと集中力が落ちたなぁと思う瞬間があると思います。それがだいたい何分でくるか、1週間毎日測ってみましょう。すると自分の集中力が続く時間がわかります。

大学受験時代の私の場合は30分です。30分たつと、意識的に休憩するようにしていました。ただ、休憩時間が長くなると、それはそれで時間の無駄ですから、だいたい勉強1時間につき10分程度の休憩になるようにしてください。

ですので、私の場合は30分勉強して5分休憩する、というリズムでした。

 

効果的な休憩方法を何パターンか持っておく

私の場合5分の休憩でしたから、5分でリフレッシュするためには自分が気分転換しやすいアクションを知っておく必要がありました。

私の場合は、水を飲み、家族ととりとめもない会話をすることもその一つでした。30分自分の部屋で勉強したらリビングにいって水を飲み、少し会話(今日の晩御飯なに?など)をしました。

他には、歌を歌うことも短時間でリフレッシュできることでした。

大声で叫んだりもしていました。そのまま叫ぶと近所迷惑になるので、布団や枕で口を抑えて叫んでいました。

あとは軽い運動ですね。私はボクシングをしていたので、軽くシャドーボクシングをするのもいい気分転換になりました。

このように、自分にあった休憩方法を何個か持っておくと良いです。

一つだけだと、その時の状態によっては気分転換できないこともあるので、そういう時のために複数持っておきましょう。

ただし、歌を聞く、漫画を読む、ゲームをする、などのように中断することが難しいものを休憩時間に取り入れることは決してしないでください。そういうことは勉強が完全に終わった後にやりましょう。

 

生活上避けられない作業を休憩時間とみて、計画的に勉強の合間に差し込む

生活上避けられない作業とは、ご飯やお風呂、歯磨きです。たまに爪切りや耳掃除も入ってきます。

こういう作業をしている時は不思議とかなりの気分転換になり、その作業の後の勉強がはかどります。

ですので、この作業を休憩時間として、計画的に使うのです。

例えばご飯のあと連続して風呂に入って歯磨きをする、というのは良くない方法です。

一気に大きな気分転換の手段を使い切ってしまうことになります。

例えば私の場合だと、30分勉強して5分休憩が1サイクルであることは既にお話ししましたが、だいたい3サイクルすると、疲れてきます。

そこで、3サイクル後、まずはご飯を挟んでかなりリフレッシュします。その後また3サイクル勉強したあと、お風呂を挟んで大きくリフレッシュ。そしてまた3サイクル後今度は歯磨きをしてリフレッシュした後、また3サイクルします。

 

このように大きなリフレッシュをところどころに差し込んで集中力を保ちます。

 

15分〜30分寝る

どうしても気分が乗らない時や、眠くて集中できそうにない時、あると思います。そういう時は思い切って寝るのも一つの選択肢です。

ただし寝るのは30分以内にしましょう。理想は15分です。15分~30分寝て起きるということは結構慣れが必要なので、最初のうちはベッドに横になって目をつむっているだけでいいです。

ちゃんと目覚ましはかけておきましょう。慣れないうちはなかなか起きれないと思うので5個ぐらい目覚ましをセットしておきましょう。

たとえ寝られなかったとしても、しばらく目を閉じてから目を開けると、頭が気分を切り替えやすい状態になっていることが多いです。そしてすっと勉強を始めることができます。

 

場所を変える

自分の部屋で勉強していて、気分が乗らないなと思った時は、図書館に行ったり、塾の自習室に行ったりすることも効果的です。

これはかなり効果的ですが、私はあまりやらない方法です。移動時間が無駄になるからです。もちろん移動中も勉強はするのですが、ちゃんと机でやる場合に比べて効率は落ちます。この方法を実行する前に他の方法で集中力を維持できないか検討すべきです。

 

作業を途中で切る

休憩後、すっと勉強を再開できない人が多いのではないでしょうか。そういう人は休憩前に勉強を切り上げる時、ちょうどいいところまでやらないようにすると良いです。

あえて中途半端な所で切るのです。算数なら計算の途中、国語なら文章を書いている途中など。中途半端な所で停止させることはとても気持ちの悪いことですが、この気持ちの悪さを利用します。

気持ち悪い状態を解消しようというモチベーションを使って、自分自身を早く再開したい気持ちにさせるのです。

こういう、自分の気持ちを強制的にコントロールする方法を知っておくのも受験勉強では大事です。

 

早朝に勉強する

私の経験上、夜遅くに勉強するよりも朝起きて勉強する方が圧倒的に集中できます。夜に勉強すると、疲れていることと、最悪睡眠時間を削ればいいやという思考が働いてしまうこと、友達からの連絡で集中が妨げられることなどから、効率が落ちてしまいがちだと思います。

そこで私は21時に寝て3時に起き、6時30分まで勉強して学校にいく、ということをしていました。

朝は寝た後だから体力は最高にあるし、6時30分までという時間が決められているから、だらだら過ごしてしまうこともないです。また朝3時に友達は起きていないので連絡はきません。

そして何より、せっかくこんな早朝に起きたんだから有意義なものにしたいという欲求が働きます。

だから非常に集中できます。

 

科目をローテーションさせる

最後はよく言われていることですが、1~2時間おきに科目を変えた方がいいです。同じことをやっているとどうしても飽きがきてしまいます。暗記系科目と思考系科目を交互にやるとさらに効果的でしょう。

 

以上、私が実践して効果が大きかったことを紹介しました。勉強の質をあげたい方は参考にしてみてください。

 

 

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