家庭教師の雑感

家庭教師をしている横井が、受験や勉強に関するお役立ち情報を書きます。

努力の質 part1 〜課題意識を持っているか〜

私が小学生の頃、灘中学志望でしたが、苦労した割に成績は伸びずに結局落ちました。

勉強してない時間がないくらい勉強していたのに落ちた。努力の量は限界までやっていたので、考えられる原因は2つしかありません。才能不足か、努力の質が低かったかです。結局努力の質が低かったんだな、と自分の中では結論づけています。

この記事では、努力の質の重要性と、質をあげるために課題設定をすれば良いという話を書いていきます。

 

課題設定の重要性

私が小学生の頃は、ただ塾に言われたことを漫然とこなしていました。これじゃあ成績があまり上がらなくて当然だと思います。

非常に基本的なことですが、人が成長するのは、できないことができるようになる時です。なので、できないこと=課題を認識せずに成長することはできません。

 

イチローにインタビューする場面を想像してください。

 

あなた「毎日どんな練習していますか?」

イチロー「他のメンバーと同じ練習をしています。」

あなた「なぜその練習をしているんですか?」

イチロー「他のメンバーがやっているからです。」

 

ってありえないですよね。そんな練習方法で能力が伸びるわけないじゃないですか。

イチローも言っています。「考える労力を惜しむと、前に進むことを止めてしまうことになります。」

でもこれが勉強の話になると、途端に考えない人ばかりになります。もっとなぜその勉強をするのかを考えた方がいいです。

 

こういう問題があって、その原因はこうだから、今この勉強をしている、ということを言えるように考えてください。

 

そして、問題が解消された時に、自分の成長を感じ、さらなるモチベーションに繋がるわけです。

 

課題は大きく3つに分けられる

課題を意識しろと言っても、種類としてどのような課題が存在するか知らないと、見つけることも難しいと思います。

私は課題には3つあると思っています。

  • 分野の課題
  • 方法の課題
  • メンタルの課題

分野の課題とは、どの科目のどの分野を勉強すべきかということです。

方法の課題は、勉強方法・取り組み方全般に対する課題で、例えば、もっと集中できる方法はないか、使う参考書はこれでいいのか、より効率的な時間の使い方はないかと探すことです。

メンタルの課題は、モチベーションをどうやって維持・向上するのか、弱気になった時の対処法などを考えることです。

 

以下、各課題について詳述していきます。

 

分野の課題

重点的に勉強すべき分野です。模試を受けた時に、あまり点数を取れなかった分野が一番わかりやすいですよね。でも、それだけではありません。

  • 模試で点数を取れなかった分野
  • 自分が苦手だと感じている分野
  • 過去問の頻出分野

これらを特定して、重点的に勉強すると良いです。

私が大学受験の時にやっていた方法は、東大模試の過去問を解きまくり、よく間違える問題や抜けている知識を見つけては、発展レベルの参考書で類題演習をしたり、周辺知識の確認をしたりしました。

 

苦手意識がある分野を鍛えない人が多すぎてびっくりします。でもこれはメンタルの問題だったりします。受かりたい気持ちよりも苦手を鍛えるのが面倒だと思う気持ちが勝っているわけです。そういう時はメンタルの問題として捉え、どうすれば自分が苦手と向き合える精神状態になれるのかを考えしょう。

 

方法の課題

勉強方法全般についての課題です。例えば、、

  • ノートの取り方
  • 勉強時間
  • 勉強時間の確保方法
  • いつ勉強するのか(朝か夜か)
  • 使うべき参考書
  • 暗記の方法
  • 類題演習の量
  • 睡眠時間
  • 休憩の頻度
  • 集中できる環境

などです。 

常にこれらのことについて、改善できる方法はないか考えます。

そのためには「試し」が重要です。友達の暗記方法を試したり、ノートの取り方を真似てみたり。休憩までの時間を長くしたり短くしたり。夜遅くまで勉強したり、朝起きて勉強したり、はたまた夜少しやってから朝も少しやってみたり。

色々試して自分にとっての最適な方法を追求すると良いです。

 

メンタルの課題

実はこれが一番大事です。やる気が全国1位なら、成績も全国1位・・・にはなれなくても第一志望合格は確実でしょう。

自分のやる気を少しでも上げる。そして上がったモチベーションを維持する方法を考えてください。

例えば、私は自分でwebサービスを作ることを目指して、働きながらプログラミングを独学していました。

経営コンサルタントとして忙しく働きながら、帰宅後に3時間プログラミングをするのは、自分で決めたこととはいえ、なかなかしんどいものでした。

そこで私はまず作りたいサービスを思い描いて、そのサービスにはどういう機能が必要かを整理しました。すると、今やっている勉強が、将来どの機能を実装する時に役に立つか明確になり、モチベーションアップにつながりました。ゴールを思い描くという方法ですね。

他には、やる気が下がってきたなと感じた時には、有名な起業家のエピソードを読んで、彼らも最初は苦労していたことを確認し、これは必要な苦労なんだと自分に言い聞かせたりもしました。尊敬すべき人物が自分と同じ苦しみを味わっていたと確認するという方法です。

 

細かい話で言えば、私は勉強の後にちょっとした自分へのご褒美を作ることでその日のモチベーションを維持する方法も使っていました。

この勉強が終わればビールを飲んでよし、みたいな軽いものです。

 

自分のやる気を向上させる方法は考えれば色々あると思います。色々試して、良いものを選別し、自分だけのモチベ向上・維持施策を持っておくと良いです。

 

永続的に課題設定と対策を繰り返す

上記のように課題を見つけては改善していきます。そして、これ以上改善できないということはないんです。自分の心身は毎日成長しているので、最適な方法というものも、日々変わっているはずです。

ですので、常に今より効率の良い方法を追求する必要があります。課題設定と改善を永続的に繰り返すのです。

私の暗記方法は小学生の頃から大きく変化してきました。

最初はひたすら書いていました。ある日、書くことは時間を使いすぎると思い、音読を繰り返すようになりました。さらに1ページ1ページ完全に覚える方法から10ページとか20ページとかまとめてさらっと覚えることを複数回繰り返すように変化しました。

今では一旦数十ページをざっと黙読してから、かなりの早口で、お経のように複数回音読する方法になりました。

多分最初から今の方法では覚えることはできなくて、段々と暗記力が鍛えられてきたから、今ではこの方法が合うようになったんだと思います。

このように自分の状態に合わせて永続的により良い方法を見つけていく必要があります。

 

まとめ

以上、漫然と勉強するのではなく、常により良い方法を考えましょう。そのためには自分の課題を意識して、対策をとる。改善しても他に課題がないか、さらに改善できないかを検討し、改善する。このように、課題設定と改善を永続的に繰り返して、効率的な勉強方法を追求し、努力の質をあげていくと良いと思います。

 

 

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