家庭教師の雑感

家庭教師をしている横井が、受験や勉強に関するお役立ち情報を書きます。

【中学受験社会】プロ家庭教師おすすめの市販参考書と進め方

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中学受験生の家庭教師をやっていて思うのは、国社は塾に行かずに、家庭学習だけで十分対策ができるなということです。

特に社会を塾で習うのは本当に時間の無駄だなと思います。

市販の参考書を買って自分で暗記作業をすれば良いからです。塾に行っても、結局自分で暗記作業をすることになるのです。

 

それでは、どのテキストを使えばいいのか記載していきます。

 

  • 基礎知識固め用:コアプラス か四科のまとめかメモリーチェック
  • アウトプット練習用(基本):中学入試社会実力突破
  • アプトプット練習用(応用):特進クラスの社会
  • 仕上げ:志望校の過去問

 

基礎知識固め用

社会はいうまでもなく暗記科目なので、まずは必要な知識を網羅的に頭に入れなければなりません。

コアプラスか四科のまとめかメモリーチェックかがおすすめです。

掲載されている知識量もこの順なので、社会で偏差値60以上を目指すならコアプラス、55~60の場合は四科のまとめ、55未満の場合はメモリーチェックが良いと思います。

以下、参考までに画像とリンクを載せていますが、最新版ではない可能性があるので、購入の際は本屋か発行元の塾で最新版を買った方が良いです。

 

コアプラス  

サピックスメソッド社会コアプラス―中学入試小5・6年生対象

サピックスメソッド社会コアプラス―中学入試小5・6年生対象

  • 作者: 進学教室サピックス小学部
  • 出版社/メーカー: 代々木ライブラリー
  • 発売日: 2011/02/01
  • メディア: 単行本
  • 購入: 1人 クリック: 2回
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四科のまとめ 

四谷大塚 四科のまとめ 社会

四谷大塚 四科のまとめ 社会

 

 

 メモリーチェック

 

社会メモリーチェック2019年資料増補版 (チェックシリーズ)

社会メモリーチェック2019年資料増補版 (チェックシリーズ)

 

 

やり方としては、2週します。

 

1周目のやり方:

  1. 1日に進める量を決めます。例えば10ページと決めたとします。
  2. 次にその10ページの問題文と答えを1回声に出して読み通します。頭に入りにくいなと思う問題と答えは3回ぐらい復唱しましょう。
  3. 今度は、その10ページの最初から問題に答えていきます。答えられなかった問題にチェックしましょう。
  4. 10ページやり終えたら、再度、答えられなかった問題のみ答えていきます。また答えられなかった問題にチェックしましょう。
  5. 4で再度答えられなかった問題のみ答えていきます。また答えられなかった問題にチェックしましょう。
  6. 5を繰り返し、チェックがつかなくなるまでやります。
  7. 翌日、次の10ページをやる前に、前日の10ページについて、2から6を完了させてから次の10ページについて2から6を完了させます。

 

2周目のやり方:

  1. 2周目を1週間で終えるように、1日に進めるページ数を決めます。例えばコアプラスだと全部で182ページあるので7で割って26ページです。
  2. そのページ数について、毎日、1周目のやり方の2~7を行います。2周目で既にある程度知識が頭に入っているはずなので、1周目より速く進められるはずです。

 

これをやれば、誰でも、かなり知識を定着させられると思います。

 

ただ、誤解しないでほしいのは、基礎知識固め用のこれらの参考書を完了したからと言って、すぐに偏差値が上がるわけではないです。

小学生は同じことを聞かれていても、問いの表現が変わるだけで答えられなくなる子供が多いです。

そのための対策として、アプトプット練習用(基本)に取り組みます。

1週間で終えるのは、知識の鮮度を保ったまま次のアプトプット練習(基本)をしたいからです。例えば2周目に1ヶ月もかけてしまうと、2周目の初期にやった記憶は薄れしまっているでしょう。

 

アウトプット練習用(基本)

自分が覚えた問いの表現以外の聞かれ方でもちゃんと答えられるように、実践的な問題で練習する必要があります。問題量が豊富で、レベル的にも難しすぎない「中学入試社会実力突破」が適切だと思います。

 

中学入試 社会 実力突破: 第1志望合格対策 (中学入試絶対合格プロジェクト 2)

中学入試 社会 実力突破: 第1志望合格対策 (中学入試絶対合格プロジェクト 2)

 

 

社会の目標偏差値が60未満の場合はこれをやったあとは過去問演習に移れば良いです。アプトプット練習用(応用)はやる必要はありません。

 

これは1周するだけで良いです。やり方としては

  1. 1日に進めるページ数を決めます。
  2. そのページ数の問題をときます。
  3. 答え合わせをして解答を確認。間違えた問題にはチェックをつけておきます。
  4. 毎日1~3を繰り返し、全体の1/3ほど進んだところで、この1/3の範囲内で間違った問題を総復習します。普通に問題に答えていきます。間違った問題はチェックをつけ、再度ときます。また間違った問題にはチェックをつけ、再度ときます。こうしてチェックがつかなくなるまで繰り返します。
  5. 2から4を繰り返して全ページ終わらせます。
  6. 全ページを終わらせたら全ページについて、チェックのついている問題に答えていきます。間違ったらチェックをつけ、再度ときます。チェックがつかなくなるまで繰り返します。

 

アウトプット練習用(応用)

社会で偏差値60以上を目指す方のみこれをやってください。テキストは「特進クラスの社会」の問題集が良いです。 

 

難易度の高い学校の問題を集めてくれていますが、その学校しか出ないような問題や、あまりに細かい知識を問う問題は省いてくれているので効率的な応用練習ができると思います。

やり方はアプトプット練習用(基本)と同じで大丈夫です。

 

仕上げ

仕上げに志望校の過去問を5年分程度やれば完璧です。過去問の直し方はこちらを参考にしてみてください。 

www.yokokate.com

 

以上で社会の勉強は完璧です。全部で大体50~150時間程度で終わるかと思います。

時間の幅は暗記力の差と考えてください。

 

 

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