家庭教師の雑感

家庭教師をしている横井が、受験や勉強に関するお役立ち情報を書きます。

【プロ家庭教師おすすめ】中学生英語の良い参考書と進め方

中学の頃、英語の教科書は勉強したことがありません。無駄な情報が多すぎて効率的な勉強ができないからです。効率的な勉強をするには、やはり市販の良くできた参考書が不可欠です。

それでは私が実際に使ったことのある、中学生向けの英語の参考書をご紹介していきます。

 

文法は

  • 新中学問題集(標準編)
    or
  • 新中学問題集(発展編)

英単語は

  • 例文で覚える中学英単語・熟語1800 

長文とリスニングは

  • 中学版速読英単語
  • ハイパー英語教室中学英語長文1
  • ハイパー英語教室中学英語長文2

 

それでは各本の説明を、、

 

新中学問題集

これは個人向けには販売されていない書籍ですが、こちらから買えるので、持っていない方はどうぞ。標準編 発展編

新中学問題集は他の科目も素晴らしいですが、英語もやはり素晴らしいですね。文法事項がコンパクトにまとめてありつつ、豊富に練習問題を掲載してくれています。

文法はこの一冊だけで大丈夫でしょう。

標準編より発展編の方が載っている知識に網羅性があります。一方で標準編は基礎事項の定着を狙って、同じような練習問題を豊富に用意してくれています。

使い分けですが、公立高校用模試で偏差値60以上を目指すのであれば発展編の方が良いでしょう。偏差値60未満でよい場合は標準編が良いと思います。出題されない知識を覚えても仕方ないですからね。

 

例文で覚える中学英単語・熟語1800 

例文で覚える中学英単語・熟語1800

例文で覚える中学英単語・熟語1800

 

中学生用の英単語本は色々出ていますが、一番覚えやすいなぁと思うのは、例文で覚える中学英単語・熟語1800ですね。

例文で単語を覚えていくというコンセプトですが、一つの短い例文に重要単語をいくつか入れ込んでいるので、300程度の例文を覚えるだけで、効率的に多くの単語を暗記できるようになっています。例文も自然な文が多いのが良いですね。覚えやすい。

 

同じコンセプトの英単語用参考書として、「システム英単語中学版」と「高校入試 短文で覚える英単語1900」があります。

 

システム英単語中学版は例文の文法まで詳しく解説していることを売りにしていて、確かにとても詳しく解説してくれているんですが、文法は新中学問題集で十分やるので不要なんですよね。

かと言ってシステム英単語中学版だけで文法まで学習すべきとは思いません。体系的に解説してくれていないからです。

そして例文の自然さという点で、例文で覚える中学英単語・熟語1800より劣ります。

 

高校入試 短文で覚える英単語1900も、例文の自然さという点で例文で覚える中学英単語・熟語1800より劣るので、わざわざこちらを選ぶ必要はないかなと思います。

 

中学版速読英単語 

中学版 速読英単語 高校入試突破のための必須1300語

中学版 速読英単語 高校入試突破のための必須1300語

 

この本は単語暗記のためではなく、長文読解練習のために使います。

長文を読む中で、単語を覚えようというコンセプトの参考書で、まず長文が掲載されていて、その中で出てきた重要単語を解説するという構成です。でも単語を覚えるために長文を頭にインプットするというのは非効率だと感じています。

ただ、掲載されている長文の質が良いんですよね。重要単語がたくさん入ってるのはもちろんのこと、題材がなかなか面白いものが多くて飽きにくいです。

加えて、中学1年生から使える長文練習用の参考書ってあまりないんですよね。「基礎」と書いている参考書も、入試基礎という意味で、中学で習う文法が一通り頭に入っていないと読めないものばかりです。

そんな中、中学版速読英単語は最初の方は中1から読める内容なので、中1からの長文練習用に使えます。

CDも合わせて購入して、1文1文、ディクテーション(英文の音を聞いて、聞いた英文を書くこと)できるようにすればリスニング力向上にも繋がるでしょう。

 

ハイパー英語教室中学英語長文1

ハイパー英語教室中学英語長文 1(超基礎からはじめる編)

ハイパー英語教室中学英語長文 1(超基礎からはじめる編)

 

超基礎と書いてはいますが、 掲載されている文章は高校入試で出題された易しいものなので、中学で習う文法事項が一通り頭に入っていないと最初の方の文章ですら読むのが難しいと思います。

ただ、内容は素晴らしいです。ディクテーション用の音声CDがあって、ディクテーションしやすくリスニングの練習になることと、音読用に文章を意味のまとまりで区切ってくれているので、これを見ながら音読することで、自然と意味のまとまりを取りながら読めるようになると思います。

これを終えたら、続けてその発展編である、ハイパー英語教室中学英語長文2に取り組むと良いと思います。公立用模試の偏差値60までを目指すらハイパー英語教室中学英語長文1までで良く、それ以上を目指すならハイパー英語教室中学英語長文2もやることをおすすめします。

 

 

以上、私がおすすめする、中学向けの英語の参考書を紹介しましたが、上記を同時に進めることが難しい場合は、まずは新中学問題集を終わらせると良いと思います。文法知識だけでなく、単語もある程度インプットできますし、文法知識があれば他の参考書を進める時にスムーズです。

 

 

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