家庭教師の雑感

家庭教師をしている横井が、受験や勉強に関するお役立ち情報を書きます。

3月28日 コロナについての安倍総理の会見〜学校生活に関する部分を抜粋〜

新型コロナウイルスの影響で、学校が春休みのあと、本当に再開するのか、いつ再開するのか気になっている方も多いと思います。再開したとして、感染対策はどうするのかも気になります。

これらに対する回答も含まれているため、本日3月28日の安倍総理の会見から、学校生活に関する部分のみ抜粋して文字起こししました。括弧内は私による補足です。

 

安倍総理からの説明

新学期からの学校再開にあたり、今週、文部科学省がガイドラインをお示ししました。教室の窓を開けて、換気を徹底するなど、3つの条件(密閉空間・密集した人・密接な会話)を回避する対策を、それぞれの教育現場で徹底的に講じていただくことで、子供達の感染防止に万全を期す考えです。

 

再開に当たっては、来週にももう一度専門家会議を開き、専門的な見地からご意見を伺う考えです。

 

記者からの質問 

(質疑応答はQAの要約の後に、全文を掲載しています。太字が要約です)

Q.学校再開の延期の可能性はあるか?

A.来週の専門家会議の結果によっては延期もありうる。

 

質問全文

学校の再開についてお聞きします。総理、先ほど来週にも専門家会議でXXX(音不明)とおっしゃっていましたけれども、文科省がすでに、新年度から原則として学校を再開する方針を示していますが、

総理、先ほども長期戦になるかとおっしゃっていますが、この原則再開する方針を、専門家会議の意見を踏まえて変更する可能性がある、とお考えでしょうか。

 

安倍総理の回答全文

コロナウイルスを巡る状況は、日々刻々変わっています。ですからその時々に、状況に合わせて、考えなければいけないと、考えています。特に学校、子供達の健康、命がかかっておりますから、それだけ慎重な対応が、特に再開ということについては、必要なんだろうと思います。

19日の専門家の皆様の見解を踏まえて、引き続き十分な警戒を行うことを前提に、新学期からの学校再開に向けた方針の取りまとめを指示をし、そして文部科学省から学校再開に向けて示されたところでございまして、

どのように、ということについては、冒頭説明をさしていただきましたが、もう一度、再開をする前に、冒頭申し上げましたが、専門家の皆様にごぎだん(音不明・会議する意味と思われる)をいただきたい。

ですが、そのごぎだんをいただく段階は、今と同じとは限らないわけであります。ですから、またその段階でご判断をいただきたいと思いますし、地域地域によって、都市部とそうではない地域、東京は大変厳しい状況になっていますが、まだ感染者が出ていない地域もありますので、そういうところについてどうするかということ等も踏まえながら、専門家の皆様のご判断を仰ぎたい。

とりあえずはまず、一斉休校ということについては、今申し上げましたような方向で、再開に向けてまずは準備を進めていただく、その上で、専門家の皆様からご提言をいただき、判断をしていきたいと思っています。

 

Q.マスクがない等、国民は不安だ。また、ロックダウンはありうるのか、できるのか。

A.マスクについては、国内生産の増強などにより、供給量を増加させている。医療・介護施設など、必要性の高い施設分はまずしっかりと確保する。

また、小・中・高の全生徒および教職員分の布製のマスクを、4月中を目途に配布予定。

さらに生産を増強して必要な皆さん幅広く配布したい。

ロックダウンは実施するとしても、罰則のある強制ではなく、要請・指示という形になる。

 

質問全文

国民生活についてお伺いしたいんですけども、マスクが依然としてないんですよね。そうすると、昨日の自粛要請を受けてですね、スーパーは長蛇の列ができておりました。今日はちょっと緩和されているようなんですけども、国民の不安の表れだと思うんですよね。

例えばさっき総理が回避したいとおっしゃっていましたけども、今後行政が物流を止めるとか、あるいは外出を禁止というようなことはありうるのか、もしくはできるのかということをお伺いしたいと思います。

 

安倍総理の回答全文

まずマスクについては、ご承知のように8割近く中国に生産を依存していた中において、我々、国内で新たにマスクを作ってくれるところ、気持ちがある企業にはお願いをしながら、助成金を出して、補助金を出してやってもらっています。

例えば、シャープもマスクを作るなんてことは、全く関係なかった企業でありますが、シャープが、彼ら本格的に作る、そういう努力もして、今月は6億枚を超える規模で供給をし、平年の需要を上回る供給量を確保しています。

また来月は、更なる生産の増強、および、輸入の増加によって7億枚を超える供給を行います。しかし、現下の感染症の影響によって、例年を大幅に上回るマスク需要が発生しているため、供給が追いつかずに、国民の皆様に大変なご不便をおかけしているのは事実であります。

次の経済対策も活用して、更なる生産の増強に引き続き取り組み、必要の高い施設についてはしっかりと供給を確保していきます。

全国の医療機関に対しては、1,500万枚以上の、医療用マスクを確保しました。すでに北海道など17都府県の医療機関に200万枚を超えるマスクを配布済みでありまして、来週までには全ての都道府県に行き渡らせます。

さらに今後も必要となることから、4月中には追加で1,500万枚を確保して配布します。また、介護施設、高齢者施設向けには、布製のマスクを配布する方針でありまして、すでに愛知県内の施設には15万枚が到着済みでありまして、来週半ばまでには2,000万枚以上の確保を完了し、全国50万ヶ所の施設に施設職員および利用者に順次必要な枚数を配布します。

これに加えまして、全国の小中高、これは再開するということを踏まえているんですが、向けに1,100万枚、ざっと計算しますと、小中高生が900万人でありますから、それを上回る、教職員等も含めて、1,100万枚の布製のマスクを今後確保して、4月中を目途に配布をします。

ご承知のようにこの布製のマスクは洗剤で洗えばもう一度使っていくことができます。ですから使い捨てではなくて、何回も使うことができるということでありますので、急激に拡大している需要に対応する鍵となると、考えています。

そして4月中には1億枚を超える布製のマスクの生産が見込まれておりまして、感染拡大防止の観点から、必要な皆さんに幅広く配布をしていきたいと考えております。

そして今おっしゃったロックダウンのような状況、これはただ、例えばフランスと比べて、強制的に罰則を伴ってやる、ということではなくて、例えば知事からはあくまでも要請と指示ということになるわけでございますが、その中でご協力をいただかなければならないと考えております。

 

Q.学校再開の延期がありうるのか再度確認したい。

A.来週の専門家会議の結果によっては延期もありうる。

 

質問全文

学校再開のことについて1点確認させてください。先ほどの話では、来週専門家会議の意見をもう一度踏まえてから判断するとXXX(音不明)ですけれども、専門家会議の判断次第では、学校を再開するという方針が変わるということもありうるという理解でよろしいのかどうか。

 

安倍総理の回答全文

はい。学校再開については、これはあくまでもその時々、これは欧米の例を見ても、たった3日、4日で(状況が)急激に変わります。感染者の数が、70、80人だったところが、あっという間に400、500人、そして1,000人を超えていくと、1週間でガッと変わっていきますから、前にああいう決定をしたからということは全然拘ってはならないと思っています。あくまでも、次の(専門家会議の)専門家の皆様の判断ですが、当然変わることはありうるということです。

 

Q.緊急事態宣言を出す要件は何か。

A.現在は瀬戸際の状況であり、自治体と連携しながら感染拡大防止に全力を尽くす。

 

質問全文

新型コロナウイルスの感染拡大についてお伺いします。東京都では本日、1日としては過去最多の60人以上の感染者が確認され、外出自粛要請で経済にも大きな影響が広がっています。

総理は今、現状について、ギリギリ持ちこたえているとの認識を示されました。政府として、緊急事態宣言を出すような状況に近づいているという認識でしょうか。また、現時点で宣言を行う状況にない場合、今後、感染者数や経済への影響など、具体的にどのような状況になれば、宣言を行う要件を満たすことになるのでしょうか。

 

安倍総理の回答

国内では、新規の感染者数が都市部を中心に増加をし、そして感染源が不明な感染者も増えてきています。また、海外からの輸入が疑われる事例も多数報告されている、と承知をしております。東京都では、3月25日にそれまで過去最多の40例を超える感染者が確認され、さらに増加をしている、と聞いています。

この状況を受け、今週小池知事が重大局面にあるとして、近接の4県知事とも、夜間・休日の外出自粛など、協力を呼びかけていますが、このような現状の状況は、緊急事態宣言との関係で言うと、ギリギリ持ちこたえている状況である、と認識しています。

今の段階においては緊急事態宣言ではありませんが、この状況というのは、まさにギリギリ持ちこたえているということでありまして、瀬戸際の状況が続いている、と認識をしています。こういう強い危機感のもとに、一昨日、改正特措法に基づいて政府対策本部の設置を閣議決定したところでありまして、これによって全ての都道府県に対策本部が設定をされたわけでありますが、自治体ともこれまで以上に緊密に連携をしながら、最悪の事態も想定しながら、感染拡大の防止に全力を尽くして行きたいと思っておりますし、国民の皆様にも一層のご協力をお願いしたいと思います。

 

以上です。

 

タイプミス、聞き間違いなどご容赦ください。気になる部分があれば、実際の会見をお聞きください。


安倍総理が会見「ぎりぎり持ちこたえている」危機感示す【ノーカット】

 

 

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