家庭教師の雑感

家庭教師をしている横井が、受験や勉強に関するお役立ち情報を書きます。

夏休みなどの長期休暇時の勉強計画の立て方・進め方 Part2 〜どう進めるか〜

前回、夏休みなどの長期休暇中に何をやるかについて、記事を書きました。

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今回はその続きで、やると決めたことをどう進めるかについて書きたいと思います。

適切な量を、モチベーションが持続できるように続けるというのが基本方針です。

 

どれくらいの量を日々こなすか

必ず休暇中に終わる量にする

家庭教師をやり始めた頃は、夏休みになると、「1ヶ月でこの範囲を終わらせるぞ」と息巻いて、1ヶ月で決めた範囲を1周するような計画を立てて進めました。

そして、頑張って目標の範囲を終わらせた後、休暇の最初の頃にやったことを聞くと全然覚えていないのです。ほんのりは覚えているので、ではもう一周しよう、と思うのですが、学校も塾もある状態では全然進まず、日々の課題に忙殺されて、もう一周はできないままうやむやになる、というパターンを多く経験しました。

そこで学んだことは、必ず休暇中に定着できる量を設定することの重要性と、最後にもう1周する時間を休暇中に織り込むことの必要性でした。

 

休暇中にやった範囲をもう1周する時間を計画に織り込む

もう1周するために必要な時間は生徒の能力により大きく変わりますが、平均的には1週間ほど見込めば良いかと思っています。

やり方にもよるでしょう。例えば、1週間でやった範囲を次の2日間で復習するというやり方でやっている場合、1周目でも定着率は高いと思うので、最後の1週間を丸々使わなくても、3~4日でもう1周ざっと確認できるでしょう。

 

翌日の定着率から適正量を推し量る

最後の1週間もしくは数日で記憶を強固にするためには、それまでに取り組んだ内容をそこそこ覚えていないといけません。3割ほどは覚えておいてほしいところです。でなければ1週間では終わりません。

経験上、前日取り組んだことを翌日に覚えている割合が8割程度あれば、最後の1週間が始まる時点でも3割程度は記憶に残っています。

 

翌日の定着率を知る目的で、毎日、前日にやったことの確認テストをします。確認テストと言っても、前日に記憶した事項、やった問題の中から10個程度取り出して聞くだけです。口頭でも良いです。

それで8割程度覚えていたら、日々取り組んでいる量は適切だと思います。8割を切るようだと、取り組む量が多すぎる可能性があります。少し量を減らして、じっくりと取り組んだ方が良いでしょう。

暗記範囲でやり方に不安があればこちらの過去記事を参考にしてください。「行き戻り暗記」と「通しで確認」の項目が参考になると思います。

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3日でレベルアップを判定

逆に3日間連続で十分覚えられている場合は、次の3日間は少し量を多めにしても良いでしょう。「しっかり覚えられているね。次はすこーしだけ量を増やしてみようか」と、声かけしてみてください。定着率の数字だけを見るのではなく、子供のやる気から、まだ余力がありそうだなという時に行いましょう。

このように、定着率をみながら日々の量を変えて、適宜計画を変更していきます。最初に立てた計画に囚われすぎないようにします。

 

どういう順序でやるか

1ヶ月という長期間の中で何を優先してやるかについては、前回の記事でお話ししました。「苦手範囲の優先順位を付ける」という部分です。

ここでは1日〜3日という短期間の中で、どういう順序で進めるかを書きます。

 

3日間程度のローテーションで考える

子供は毎日同じことを繰り返す方が安心感が増して、取り組むことへの抵抗が少なくなると感じています。

例えば、毎日算数をやって、国理社のどれかをやって、過去問を解くか過去問直しをすると決めたら、毎日それを繰り返すということです。

 

しかし、毎日同じだと飽きてくるという弊害もあるので、3日間くらいでやることをローテーションさせると良いと思います。

例えば、

1日目は計算、算数、読解、理科

2日目は計算、漢字、社会、模試形式演習

3日目は計算、社会、理科、模試形式の直し

のように3日間でやることを決めて、繰り返すということです。

 

もちろん、前日に予定通り進まなかったので、今日は予定を少し変えて、前日やれなかった分をやりたいと思う時もあるでしょう。そういう時は、今日の社会の時間を漢字に変えよう、といったちょっとした変更は全然ありだと思います。ただ、大まかにでも毎日やることを予想できる状態にした方が、勉強への抵抗感が小さくなるように感じています。

 

1日内の順序は、好きな範囲を連続させないように

今日やることが決まったら、じゃあ今日どの順序でやるかですが、よく言われていることは、暗記系と思考系を交互にやる、ということです。例えば社会をした後は算数をするということですね。それは正しいと思います。

 

もう一つ観点があって、好きな範囲と嫌いな範囲です。嫌いな範囲をやった後は好きな範囲をしようということです。

しかし好きな範囲は、嫌いな範囲に比べて少ないという子が多いと思います。なので好きな範囲というのは貴重なので、連続して使わない、ということに気をつけます。好きな範囲は、やる気回復アイテムです。やる気を回復した後、すぐにやる気回復アイテムを使うのはもったいないです。

 

①嫌いな範囲→②好きな範囲→③好きな範囲とすると、②と③の好きな範囲をやる間に嫌いな範囲を差し込めたのに!となります。嫌い→嫌い→好き→嫌いなどはOKです。

 

現実的には、1日の課題を決めるときに、3分の1ぐらいは好きな範囲の時間になるように課題を考えます。後は実際に進めるときに、暗記系と思考系を交互に進めつつ、子供の集中力が切れてきた、ちょっと疲れてきたなと感じたら好きな範囲をやるようにします。

 

以上、日々こなす量、順番の考え方でした。

休暇中に定着できる量を、3日程度のローテーションを繰り返しながら、好きな範囲をやる気回復アイテムとして使って進めていく、ということです。

 

 

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