家庭教師の雑感

家庭教師をしている横井が、受験や勉強に関するお役立ち情報を書きます。

海外に長期滞在する経験を若い時にした方が良い

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最近は日本にも外国人が増え、外国人と交流する機会は増えていると思います。私が前職のコンサル会社に勤めている時も、日に日に海外案件が多くなっているのは感じていました。

そんな日本の国際化という背景もあって、中高生の時に留学の機会がある学校は増えています。

 

私も語学留学の経験があるので、とても良いことだと感じています。でも中高生は3ヶ月程度のものが多いので、もう少し1年とか2年とか、長期滞在できる機会があれば良いなと思っています。

この記事では私が海外に長期滞在した経験を通して、海外長期滞在の何が良いのかをお伝えしたいと思います。 

 

私が大学院時代にカナダとメキシコに長期滞在した話

私は大学院時代、英語があまり得意でなく、英語が喋れるようになることへの憧れが強かったです。また、この先何をして生きていこうか迷っている時期でもあったので、海外に行けば新しい何かが見つかるんじゃないかという期待もありました。

まぁこういう、何か刺激が欲しくて海外に行く人って結局何も得られないまま帰ってくる人が多いとは思うんですが、私の場合、最低語学力でも身につけばいいなと思ったので、結局行くことにしました。

 

最初は留学斡旋会社を使って、ホームステイ先の確保と語学学校を決めて、留学したんですが、ホームステイ先の部屋が、ドアの高さが低すぎて外から丸見えになるなど、劣悪な環境で、語学学校もあまり効果を感じれなかったので不満を感じながら日々過ごしていました。

 

現地で自分で賃貸契約を結び、学校を決めた

不満を感じていたので3ヶ月ほどでそのホームステイ先と語学学校とは決別し、家を貸し出している人に自分で電話をかけて、家を確保し、語学学校も安い別のところに移籍し、あまり行かないようにしました。

洋画をみて勉強する方がいいわと思い、午前中は家で洋画を見まくって英語の勉強をし、午後は語学学校でできた友達(主にメキシコ人と中国人)と遊ぶという生活をしていました。

 洋画を使って英語を勉強する方法はこちらの記事に書いています。

www.yokokate.com

 

こうやって周りに助けてくれる人がいない中で、家を契約したり、語学学校を変更したりする経験も人生に役立っています。大げさですけど、何をやるにしても、助けてくれる人がいる状況はそんなにないし、最後に決めるのは自分だってことを学べました

 

メキシコ人の女の子に恋をした

頻繁に遊んでいたメキシコ人の女の子がいて、好きになったのですが、付き合おうと言うと断られました。「日本とメキシコじゃ無理よ」というごもっともな意見でした。まぁ私がイケメンじゃないということも一因だと思います。

それでも仲が良かったので、その子が帰国する時期になると空港まで送りに行って、別れるときに、「機会があったら是非うちに来て」と言われました

私はそれまでの交流から、メキシコ人は日本人並みに社交辞令を言うことが多いと感じていて、ああこれも社交辞令だなとはわかっていましたが、「チャンスだ」と思いました。

 

帰国したメキシコ人の女の子を追いかけてメキシコへ

もうカナダにも飽きていたので、確かその子が帰国してから1週間後くらいに、「君に会いにメキシコにいく」という旨のメッセージを送りました。社交辞令を社交辞令で終わらせないぞと意気込んでました。面倒臭いやつですね笑

そしたら、向こうも「うちに来て」と行った手前断れなかったと思うんです。「おっけー是非来てね」という返事だったので、すぐに荷物をまとめてメキシコに行きました。

 

空港で感動の?再会のあと、その子の家に泊めてもらいました。もちろん部屋は別でした。メキシコ人は暖かいもので、その子の父母も歓待してくれてご馳走を食べさせてくれました。フルーツがめちゃくちゃ美味しかったです。

ただ、再会してから3日たった時に、その女の子からやんわりと家をうつって欲しいと言われ、共通の男友達の家に移ることになりました。

まぁ・・・当然の成り行きですよね笑。年頃の女の子が住む家に、男が押しかけて長期滞在なんて許されるわけがないです笑。

 

迷惑をかけてすまないと思っていたので、すぐにその男友達の家にいき、結局その男友達と3ヶ月間、メキシコで色々旅行しました。3ヶ月も付き合ってくれたその友達とは今でもメッセージのやりとりをしたりして交流しています。日本にも来てくれました。

 

若いうちから海外に長期滞在した方がいい理由

という私自身が海外に長期滞在した経験から、海外に長期滞在すること、しかも出来るだけ若いうちにすることをめちゃくちゃおすすめしたいです。

理由1日本の価値観が絶対じゃないとわかる

私が得たものの中で一番大きいのがこれですね。その当時、自分が進むべき道でめっちゃ悩んでました。東大に進んだはいいが、何やればいいんだろう、と。本当は起業がしたかったのですが、親が猛反対してできませんでした。まぁ親に反対されるだけでやめてしまうくらいの覚悟だったとも言えます。

 

そんな中、海外に行って、少なくとも私が会った外国人は、日本人よりもはるかに人生を自由に考えていて、好きなことすればいいじゃん?という感じでした。彼らの親が裕福だったことも関係しているとは思います。サウジアラビア人と同じ家に住んでいたましたが、彼らの親はびっくりするぐらい裕福ですし、海外留学生は毎月30万円ぐらい国から生活支援金が出るんですよ。あり得ないですよね笑

 

とまぁ経済的理由はあれど、とにかく自由に生きている人が多かったです。ブラジル人に日本人についてどう思うかって聞くと、「Too serious」(真剣すぎ)という答え。ブラジル人は気楽で陽気な人が多いですからね。でもそんな気楽にしてても人生に困ってないし、むしろめちゃくちゃ楽しそうに生きてるのを見て、自分も自由に楽しく生きるべきだという思いが芽生えました。

 

それまでは、いわゆる日本の典型的なレールの上の人生を歩まなければいけないという考えを嫌いつつも抜け出せていなかったです。いい学校に入って、いい会社に入って将来安泰というレールですね。でも私はそのレールの上では幸せを感じられないと感じていたんです。海外長期滞在を通じて、レールなんてものはまやかしだと、そんなものは自分で思い込んでいるだけで、自由に生きればいいと思いました

 

それで、親の反対もあるし、最初は就職するけど、あくまで起業に役立つスキルを身につけるためであって、もう十分と思えばすぐに起業すると心に決めました。そして実際、3年働いて起業しました。

 

理由2悩んだ時に新鮮な切り口をくれる友達ができる

これも今でも役立っているなと感じることです。カナダに行ったのはもう10年ぐらい前のことですが、いまだにメッセージがくるし、その時に取り組んでることの悩みを話すと、自分では思いつかないような考え方を教えてくれます。

それに、海外で友達が元気に暮らしてることを知るだけで、世界は広いんだと、自分の悩みってちっぽけだなと感じることができて気が楽になります。

 

理由3語学力がつく

言わずもがな語学力がつきます。海外に行く前も、読むこと聞くことはそれなりにできましたが、話すことと書くことはからっきしだったので、毎日自分で文章を考えて会話する経験はとても役にたちました

話し言葉と書き言葉は違うと言いますが、話せるようになると、難しい言葉や文法は受験勉強で頭に入っているので、ちゃんと書けるようになるんですよね。

 

 

ということで、海外の長期滞在はいいことづくめなので是非おすすめですよ、という話でした。しかも若いうちに行ったほうが自由な価値観で人生の重要な選択をできるので良いと思います。大学選びだったり、就職先選びだったりですね。

受験でそれどころではない方が多いとは思いますが、入学後にやることとして考えみてはどうでしょうか。

 

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