受験日が迫ってきて、良くご家庭に聞かれる質問に「前日は何をして過ごせば良いんですか?」という質問があります。気になりますよね。受験日前日の過ごし方で合否の可能性が大きく変わる、なんてことはないので、もう少し気楽に構えて良いですが、少しでも合格の可能性を上げるためにできることはあります。
その答えは良く寝ることは前提として、寝る直前、最後の最後まで勉強する、ということです。勉強内容は算数or数学、国語の読解、理科の思考系範囲を慣らす程度に解いた後は、理社や国語の漢字などの暗記事項の確認が良いでしょう。
あと、食事内容には気をつけてください。胃に優しいものにしましょう。
以下詳しくご説明します。
睡眠時間は多く確保しつつ寝る直前まで勉強する
受験日前日は良く寝るのは当然のことです。中々いないと思いますが、睡眠時間を削って詰め込むなどは決してやってはいけません。
8時間は睡眠時間を確保しましょう。受験日の起床時間から逆算して、寝る時間を決めてください。
その時間まで、寸暇を惜しんで勉強してください。ライバルより一つでも多くの知識を詰め込めるように。たまに、前日だから今更勉強しても変わらない、という生徒がいますがとんでもない。1日あれば200個ぐらいは知識を詰め込めます。そしてその中から1個ぐらいは試験に出たりするものです。その1個が合否を左右するかもしれません。1問を笑うものは1問になく。
受験日前日なんて、勉強しかやる事がないのですから、最後の最後まで、1点でも多く点数をあげようと、勉強してください。
暗記科目を中心に勉強しつつ、思考系科目も慣らす程度にやる
前日に思考系問題を解いたからといって、急に力がついたりはしません。しかし、暗記科目は別です。知識を詰め込めばそれだけ点数が上がります。即効性があります。ですので、前日にやるべきは暗記科目なのは間違いないです。
ただし、慣らす目的で思考系科目も少しやりましょう。算数or数学、国語読解、理科の思考系範囲ですね。それぞれ1~2題程度解くだけで良いでしょう。準備体操のようなものです。私の経験上、前日に準備体操をしていた方が、当日スムーズに問題に集中できます。
時間配分的には、暗記範囲:思考範囲=8:2程度です。
私の大学受験時の話をするとセンター試験の前は世界史と化学をメインに勉強していました。世界史はざっと参考書を全範囲読み直しました。間違いやすい単語などはチェックをつけているので、全範囲読み直しつつ、間違いやすい部分を重点的にチェックしました。
化学は反応式や液体・気体の色など暗記項目を全て一通り目を通しました。
さて試験にそれらの知識が出たかというと、もちろん出ましたね。全範囲目を通しているので当然ですね笑
こんな風にサーっと広く浅く目を通すだけでも数点は変わってきます。
東大二次試験の前日は、英語を少々読んだり、数学を数問解いた後、相変わらず化学の暗記項目のチェックをしましたね。それこそ試験が始まる直前までやっていました。すると試験が始まる10分前に覚えたことが出題されました。あの時は直前までやっててよかったなぁと試験中に思った記憶があります。
あとは自分が覚えづらい項目を試験開始10分前に叩き込んで、試験が始まった瞬間に問題用紙にそれらをメモるということもテクニックとして使えます。
食事には細心の注意を。胃に優しいものを選ぶ
試験中にお腹が痛くなってトイレに行く生徒は結構います。私も中学校受験時は、試験中にお腹が痛くなって、それでもトイレに行くと時間のロスだと思い、15分くらい耐えていたけど、我慢の限界を超えてトイレに行きました。それで20分以上ロスしてしまいました。。主に緊張によるものだと思いますが、腹痛になる可能性を1%でも下げるために、前日は胃に優しいものを食べさせてあげてください。
食べる人はいないと思いますが、生ものは絶対にやめておきましょう。試験日当日の牛乳もやめておきましょう。
就寝時刻がきたら眠れなくてもベッドに横になる
緊張してねれない、ということは良く聞くことです。だからといって起き上がって勉強を初めてはいけません。じっと横になって目をつむり続けていてください。大抵の場合はそのうち眠りに落ちます。
もし、中々眠りに落ちなくても、ただ目を瞑って横になるだけで、体は結構休めるものです。なので、気にせず、受験日前日だし仕方ないと思いながら、じっと横になっておきましょう。
明日受かるのかな、とか、みんなはちゃんと寝れてるのかな、俺だけ寝れてなくて大丈夫か!?など色々な邪念が湧き上がるかもしれませんが、「大丈夫大丈夫、みんな緊張してるよ」と自分に言い聞かせて、落ち着いてください。実際全ての人が緊張しています。
朝おきたら、めちゃくちゃ緊張していると思いますが、もうやれるだけやってきたはずです。後は受けるだけ!ですなので、元気出して受験してきてください!
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