家庭教師の雑感

家庭教師をしている横井が、受験や勉強に関するお役立ち情報を書きます。

国語の訓練:日頃から伝わる会話をしよう〜ヤバイはヤバイ〜

家庭教師をしていると、生徒の中には、国語ができる人もいれば、国語ができない人ももちろんいます。最近両者の大きな違いを見つけたので、記事にしてみます。

 

ズバリ、日常会話をしているときに、生徒の発言の意味を理解しやすいか否かです。

 

国語ができる生徒との会話は理解に困ることはほぼありません。滞りなく会話できます。しかし、国語ができない生徒との会話は、私が発言の意図を推測し、「それってこういうこと?」と複数回聞かないと理解することが難しいです。

 

そこで、意味の取れない会話になってしまう原因と、修正するための対策を書き出してみました。

当てはまるものがあれば、日頃から気をつけると国語力のトレーニングになると思います。

 

原因1:キーワードしか言わない→対策:主語・述語・目的語のある文章で会話する

キーワードしか言われないと、こちらはかなりの想像力を働かせなければ理解できません。例えばこんな会話です。

(様々な生徒との会話を参考にして考えた架空の会話です。特定生徒との実際の会話ではありません。以下同様)

 

私「今日めっちゃ疲れてるやん、どうしたの?」

生徒「過去問」

私「え、過去問をやってて疲れたの?でも火曜日は毎週過去問やってるからいつも通りじゃない?」

生徒「学校が長引いて」

私「あ〜、学校が長引いて、帰るのがいつもより遅くなったから、夜遅くまで過去問解く羽目になったってこと?」

生徒「そうそう、頑張ったけどまじ疲れたよ」

 

「過去問」という単語から「学校が長引いて、帰るのがいつもより遅くなったから、夜遅くまで過去問解く羽目になって疲れた」ということを瞬間的に想像するのは不可能です。

 

もちろん、全ての会話で主語・述語・目的語を揃えるのは面倒ですし、そんな必要はありません。ポイントは相手が難なく理解できる程度まで詳しく話すということです。

 

この「相手が難なく理解できる程度」がどの程度のものなのかわかることは、国語においてかなり重要です。

 

国語の記述問題ではまず、問いに簡潔に答える幹の文章を作ります。そして字数の範囲内で肉付けをしていくのですが、肉付けすべき部分とは、解答を読んだ人が難なく理解できない部分だからです。

 

原因2:広範な意味を持つ単語を使う→対策:意味の狭い単語を使う

単語の中には様々な意味を持つ単語があります。最たるものは「ヤバイ」でしょう。他には「すごい」や「萎える」など。これらは何にでも使えて便利ですが、聞いている人からすれば、どのような意図で使われているか判断に迷うこともあります。

 

私「前回のDr.STONE(アニメの名前)どうだった?面白かった?」

生徒「ヤバかった」

私「え、面白くなかったってこと?」

生徒「いや、興奮しすぎてヤバイ」

私「あ、めっちゃ面白かったってことね」

  

他にも、感情を表す言葉が「悲しい」「嬉しい」「ムカつく」のように数パターンのバリエーションしかない場合もあって、もう少し正確に表現できれば、もっと感情がちゃんと相手に伝わって良いのになと思うこともあります。

 

「お母さんに怒られて悲しい」→「お母さんに怒られて反省している」

「夕飯が手料理じゃなくて悲しい」→「夕飯が手料理じゃなくて期待はずれで残念だ」

「お母さんが迎えに来てくれて嬉しい」→「お母さんが迎えに来てくれて感謝している」

「明日は遠足だ。嬉しい」→「明日は遠足だ。楽しみだ」

「テストの結果がよかった。嬉しい」→「テストの結果がよかった。満足だ」

「お母さんに怒られてムカつく」→「お母さんに怒られたけど納得できない」

「あいつばかり褒められてムカつく」→「あいつばかり褒められて妬ましい」

 

こういう訓練は、物語の登場人物の心情を説明する問題に役立ってきます。

 

原因3:聞いていることに答えていない→対策:自分の言いたいことをまずは抑える

意味は取れても会話が成立しないパターンがあります。こちらの問いに答えているようで全然答えていないパターンです。

 

例えば、

私「昨日夕飯何食べたの?」

生徒「外で食べたよ」

私「(あれ?俺の質問は・・・)へ〜、いいね!それで何食べたの?」

生徒「フランス料理だった」

 

何食べたの?と聞かれれば、当然食べたものを答えなくてはいけないのに、どこで食べたかを答えています。

こういう受け答えになってしまうのは不思議ですが、おそらく質問されて浮かび上がった記憶や言葉を反射的に口に出しているのではないかと思います。

 

こういう傾向のある生徒は、問いが求めている文末の形を作れなかったり、理由を聞かれているのに、単なる内容説明になってしまったりします。

また、国語以外の科目でも、設問が聞いていることとは全然違うことを答えたりします。(設問はヨウ素液の原液の色を聞いているのに、デンプンと反応した時の色を答えたり。)

自分の知っている言葉を見つけて、頭の中で浮かび上がった言葉を反射的に書いてしまうんだと思います。

 

日頃から、質問されたらちょっと一息入れて、相手が何を聞いているのか考えるようにしましょう。

 

原因4:具体例を並べ立てるだけ→対策:まとめを追加する

具体例を並べ立てて、どういうことか理解してもらおうとするパターンもあります。それでも大方意味は汲み取れるのですが、まとめてどういうことか教えてくれると丁寧ですよね。

 

例えばこんな会話です。

私「どんな映画が好きなの?」

生徒「アベンジャーズとかアイアンマンとか、他にはジェイソンシリーズ、ソウとか。ターミネータも良いね」

私「あ〜、アクション映画とか、グロいホラー系?」

生徒「そうそう!エイリアンとかも良いね」

 

具体例を並べられても大方わかります。しかし、国語では、具体例をまとめるとどういうことになるのか答えるとポイントになることがあります。

 

例えばこんな問題です。

 

AさんBさんCさんが、協力して、一枚のポスターを描いていた。そんな楽しそうな3人を見て嫉妬したDさんが、そのポスターを破いてしまった。Aさんは怒りに任せてDさんを殴り飛ばし責め立てた。しかし、すぐにBさんが止めた。

 

「責めたって絵が元どおりになるわけじゃない。もう許してあげようよ」

 

さらにCさんは言った。

「また3人で描こう。楽しめる時間が増えたじゃないか」

 

Aさんは自分のことを恥ずかしく思うと同時に、BさんとCさんのことをかっこいいと思った。

 

どうしてAさんは、BさんとCさんのことをかっこいいと思ったのでしょうか。

 

解答例:怒りに任せてDさんを責め立てた自分と比べ、他の2人は、Dさんを許したり、またポスターを作ろうとする前向きな気持ちを持っていたから。

 

BさんとCさんの行動を羅列することは多くの人ができますが、じゃあ2人の行動をまとめてどう言うのか、つまり「前向きだ」という言葉でまとめることのできる人はぐんと少なくなります。

 

以上、伝わらない会話の原因と対策を並べてみました。でもいつもこんなこと気にしていたら、そもそも発言しづらいですよね笑

たまにアドバイスしあう、そんなトレーニングが良いのかもしれません。

 

 

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暗記のテクニック

暗記が苦手ですか?私も小学生の頃はめちゃくちゃ苦手でした。

しかし、中学生になってからは暗記科目から逃げられなくなって、必死に取り組んでいると、知らぬ間にめちゃくちゃ得意になっていました。

 

おそらくですが、普通の人の3倍は速く覚えられると思います。

 

そこで、私がよく使う暗記方法を、実際に暗記に取り組みながら解説します。

 

ランダムな文字の羅列30個を5分で覚えられるか 

課題文字

  1. アシリ
  2. トボネ
  3. オマキ
  4. エプコ
  5. テアヌ
  6. ポグフ
  7. ゾモネ
  8. ポサス
  9. ユヒデ
  10. ドセリ

これを5分で暗唱できますか?もしできるなら私の暗記力と同じくらいの暗記力をお持ちですので、この記事を読む必要はないでしょう・・笑 

 

テクニック①無理やりストーリーを作る

ランダムなものをそのまま覚えるのは相当難易度が高いです。人間はストーリーがあることの方が記憶しやすいです。

では、ストーリーを作ってしまえばいいのです。きちんと繋がりのあるストーリーを作るのも時間がかかるので、自分が想像できるレベルのものを2分くらいでパパッと作ってしまいましょう。

 

例えば私はこんなストーリーを作りました。

 

足(アシ)の長い李()さんが、トボけて寝()ようとすると、「ッ」と薪(マキ)を見つけた。(薪で料理をしようと)エプロンを着た子()供が寄ってき、自分は人だというが、イズンでグフグフ言っていたので、「ンビかモネ」と思い、ポサっとました顔でいると、ーラシアから(中田)ヒデが来て(ポイズンを治すために)サっとを置いていった。

 

まぁ無茶苦茶なストーリーですが、ないよりはあった方はるかに覚えやすいですし、自分が理解していれば良いのです。

 

テクニック②場面を想像する(画像化)

ストーリーを作っても文字で覚えようとすると中々頭に入ってきません。画像にした方が鮮明に頭に残り、画像からストーリーを思い出せます。

 

例えば上記のストーリーの場合、私は頭の中でこんな画像を作ります。

1枚目:足の長いおじさんがいます。その人は、漫画に出てくるような中国人っぽい口ひげをたくわえています。名前は李です。眠くなって横になろうとしています。

2枚目:李さんが薪を見つけて驚いています。すると、どこからともなくエプロンを着た子供が走ってきています。

3枚目:子供が李さんに話しかけ、自己紹介をしています。自称アイヌ人だと言っていますが、毒に犯されているのか顔が紫色でゾンビっぽいです。

4枚目:ゾンビを興奮させると良くないので、李さんは何事もなかったかのように振舞っています。すると海の方から中田ヒデが船に大量のセロリを積んでこっちに向かっています。

 

こんな風にまるで紙芝居のように何枚かの画像を想像します。

 

テクニック③暗唱できるまでストーリーを復唱する

あとはストーリーを暗唱できるように練習していきます。

まずは課題文字を見ながらストーリーを言えるようになるよう練習します。課題文字を見ながら、ストーリーを思い出して声に出します。これを2回ぐらい繰り返します。

次からは課題文字は見ずにストーリーを言ってみます。途中つまるところもあるでしょう。そしたら課題文字を見て思い出します。これを何回か繰り返すと、詰まらずにストーリーを言えるようになります。

 

最後は、頭でストーリーを思い出しながら、課題文字だけを口に出していきます。このステップを1~2回繰り返せば、30個の文字を暗唱できるようになっていると思います。

 

実場面への応用

例えば代表的な野菜の生産量トップ3の都道府県を覚える場合を考えます。

代表的な野菜とトップ3は以下の通りです。

レタス・・・長野・茨城・群馬

キャベツ・・・愛知・群馬・千葉

キュウリ・・・宮崎・群馬・埼玉

ナス・・・高知・熊本・群馬

ピーマン・・・茨城・宮崎・高知

ネギ・・・千葉・埼玉・茨城

ホウレンソウ・・・千葉・埼玉・群馬

 

では、ストーリーを考えます。なんでも良いです。自分が想像できるストーリーを作ってください。私はこんなストーリーを作りました。

 

レタス(長野)い(茨城)(群馬)が食べていた。飼い主はキャーっと叫んだ。(愛知)する(群馬)には(千葉)切りキャベツを食べて欲しいからだ。でも急に(キュウリ)(宮崎)んなグングン(群馬)成長が開(埼玉)した。喜んでいたのも束の間、背のい(高知)クマ(熊本)が(群馬)を襲った。ナスすべがない。ピー(ピーマン)っと笛を吹いて、威張って(茨城)(宮崎)ていた校生(高知)に守らせた。高校生は(ネギ)(千葉)ネチ不満を良い、(埼玉)度威張って(茨城)いたが、放置(ホウレンソウ・千葉)された(埼玉)(群馬)をかわいそうと思っていた。

 

まとめ

ランダムなデータの羅列であっても、無理矢理ストーリーを作って、そのストーリーを画像として記憶すると、覚えるのが速いし、思い出しやすいよ、というお話でした。

暗記が苦手な方は試してみてください。

 

 

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暗記に頼らずに公式を覚えよう

算数を教えていると、中にはミスを頻発する生徒も、もちろんいます。ミスの原因は色々あるのですが、最近見つけた特徴の一つに、「公式を覚えるために暗記に頼りすぎ」ということがありました。

 

例えば、小学生の頃、誰しも一度は速さの公式というものに触れたと思います。「距離=速さ×時間」というものですね。先日とある生徒が、速さを求めるのに、距離×時間をしていました。

 

もちろん、その生徒は速さの公式を覚えているけれど、その時は何か勘違いでミスってしまったということです。

 

暗記に頼るとこういうミスが出てきます。公式をど忘れするとか、ちょっと曖昧になって、微妙に公式とは違うことをしてしまう、などです。

 

これを「うん、じゃあこの公式はしっかり覚えておこうね」というだけだと、また同じようなミスを繰り返すと思います。

じゃあこのようなミスを減らすにはどうしたらいいんでしょうか。

 

公式ではなく、定義を覚える

例えば、先ほどの速さの話ですが、速さは公式を覚える必要は全くありません。

  • 時間には3種類ある。「秒速」「分速」「時速」
  • 秒速は1秒間に進む距離を、分速は1分間に進む距離を、時速は1時間に進む距離を表す

覚えるのは上記のような、速さの定義だけでいいです。

秒速が1秒に進む距離だと知っていれば、10秒で進む距離を聞かれた時に、それを10倍すれば良いということは、容易にわかることです。

速さと道のりから時間を求める場合も、道のりを1秒間に進む距離で割れば、必要な秒数が出てくることも自然と理解できます。

 

原理を理解する

高気圧から低気圧に風が吹き出すことはみなさん知っていると思います。

受験の基礎知識ですが、これを間違える生徒が時々います。低気圧から高気圧に風が吹くと勘違いしちゃうんですね。そのような生徒ももちろんこの知識を知ってはいるのですが、記憶が曖昧でミスっちゃった、そんなことがあります。

 

こういうミスは原理を知らないから、記憶が曖昧になってミスってしまうのです。

 

上記の気圧の話でいうと覚えることは、気圧の定義だけです。

  • 気圧とは、空気がどれだけ密集しているかである。気圧が高いと空気がぎゅうぎゅうに密集していて、気圧が低いとスカスカな状態を表す。

 定義を元に考えていけば、気圧と風の関係は簡単に導き出せます。

あなたが満員電車の中にいることを想像してください。ぎゅうぎゅうです。しかし隣にスカスカの車両があったらどうするでしょうか?

スカスカの車両に移動するでしょう。

 

空気も同じです。ぎゅうぎゅうからスカスカに移動していきます。だから高気圧から低気圧の方に風が吹き出すのです。 

 

原理を簡単に理解できるものは原理を覚えた方がいいです。その方が記憶も定着するし、万一知識を忘れてしまっても、自分で考え出すことができます。 

 

リアルな場面をイメージする

速さに間することで重要なことの一つに、「距離が一定の場合、その距離を進むのにかかる時間は、速さの比の逆比になる」というものがあります。

これを丸暗記している人がいます。

とある生徒は、記憶がこんがらがって、「距離が一定の時に、その距離を進むのにかかる時間は、速さの比と同じ」と勘違いしていました。

 

暗記に頼るからそういうことが起きてしまいます。

これは少しリアルな場面を想像すれば簡単に導けることです。

家から学校に行く時に、いつもの2倍の速さで歩けば、かかる時間はどうなるだろうか?と想像してみます。半分の時間で行けることは小学校低学年でもわかる話でしょう。

 

ちょっと想像すればわかることを暗記する必要はありません。むしろ丸暗記するとミスが増えます。

 

 

以上 、算数・理科の問題を例に解説しましたが、要点はその公式になる理由を理解しよう、ということです。

他には、

  • 濃度の公式
  • 湿度の公式
  • 抵抗の公式
  • 割合の公式

などなど、まだまだありますが、丸暗記している生徒がいて、覚えなくてもいいというか、むしろ暗記するとミスるよと思うことが多いです。

 

社会でも同じこと。時間が許すならば、自分が感じたなぜを見逃さずに調べることが記憶の定着に繋がります。天智天皇は大化の改新で、なぜ公地公民という方針をとったのでしょうか?

大化の改新前の時代は蘇我家の権力が強くなりすぎて、天皇がないがしろにされていました。天皇ラブの家来ももちろんいて、そんな人たちは蘇我家のことを快く思っていませんでした。

中臣鎌足も天皇ラブの人で、遣唐使として唐に留学した学者から、唐の最先端の政治体制(皇帝を中心とした中央集権国家)を学び、唐のような天皇を中心とした国家体制にしたいと思ったのです。

そして蘇我氏を殺し、天智天皇を即位させ、天皇中心の国家=律令国家を作ろうとしました。天皇中心だから、土地や人民は天皇のもの、というわけです。

律と令というのは法律です。律は刑法で、令はそれ以外の法律を指します。天皇中心の国家にするために、緻密に法律を整備したのですね。その法律を律令と呼んだので、律令国家という呼び名になっているわけです。

 

以上、暗記に頼らずに公式を頭に入れましょう。そのためには、公式ではなく定義や原理を覚えましょう。自分が感じた素朴な疑問を無視せずに、ちゃんと調べましょう。というお話でした。

 

  

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外資コンサル的、現代文の読み方

久しぶりにちゃんと受験向けの記事を書きます。

現代文、特に評論文・論説文・説明的文章と言った論理的な文章の読み方を説明します。

ただ、社会人の方も色んな資料を読むことが多いと思うので、資料の読み方として参考になると思います。

 

私は元々現代文が苦手でしたが、前職のコンサルティング会社で膨大な量の資料を読む経験をしたあと、中学受験の国語や高校の現代文を解いてみると驚くほどスラスラ解けたのでびっくりしました。

 

学生の時は、文章を読んだ後に「あれ?結局この文章は何が言いたかったの?」という状態に陥ることが多かったですが、今ではそんなこともなくなりました。

 

その秘訣は、、

 

文章をピラミッド構造で理解する

 

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ピラミッド構造とは上の図のように、評論文の幹となる結論と理由を整理することです。まず筆者が伝えたい主張があります。そして、その主張を支える根拠、すなわち理由があります。

そして各理由には、さらにその理由が成立する根拠が複数述べられます。理由をどんどん深ぼっていくわけです。

そうすると下にいくほど、通常は箱の数が多くなり、ピラミッドのような構造が現れます。これが文章のピラミッド構造です。 

 

詳しくはこちらの本に書いてあります。経営コンサルタントのバイブルと言われている本です。現代文を読んだり書いたりするテクニックとしても使えます。

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則

 

  

常に縦(理由の深掘り)と横(理由の並列)の関係を意識する

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現代文では、筆者は主張に正当性を持たせるため、主張を支える理由を述べます。理由が多いほど正当性が高まるため、複数の理由を述べます。このように、ある主張に対して複数の理由を列挙することを横の関係と言います。

 

一方、ある主張に対して理由=根拠を述べた時に、さらに、その根拠がなぜ正しいと言えるのか、理由を述べることもあります。理由の理由ですね。このように、理由をさらに深ぼって、理由の理由を述べること、これを縦の関係と言います。

文章を読んでいる時、今筆者が横の関係を語ろうとしているのか、縦の関係を語ろうとしているのかを意識して読むと、文章をピラミッド構造に整理しやすくなります。

 

具体的に、私がどのように文章を読んでいるかを説明します。

文章を読んでいるときに、主張が目に入ると、「なぜこう言えるのか?」という疑問が浮かびます。筆者は、読者を文章に引き込ませたいので、自然とそのような疑問を持つ書き方をしています。ですので主張を読んだ時は、これから理由が述べられるなと心構えます。

読み進めると理由の1つ目が見つかるでしょう。すると、1段階、縦の関係が進んだなと意識します。ここからの文章の展開パターンは2種類あります。

この1つ目の理由をさらに深掘りして縦の関係を進めるパターンと、2つ目の理由を述べて横の関係を進めるパターンです。

どっちのパターンに入るのか、注意して読み進めます。1つ目の理由に対してさらに理由を述べ始めた場合は、縦の関係を進めたと意識し、2つ目の理由を述べ始めた場合は横の関係を進めたなと意識します。

ポイントは、次の展開は縦か横、どちらに進むのか常に意識しながら読むことです。

すると、実際に次の展開に入った時に、どちらの関係を進めているのか容易に気づくことができ、内容もスッと頭に入ってきます。

 

文章は縦の関係を進めたり、横の関係を進めたり、色々な方向に進みます。そんな時にピラミッド構造を意識していると、今何の話をしているのか、迷わずに済みます。

 

部分ごとに大意を把握したら流し読みする

文章を読むのがかなり遅い生徒がいました。じっくり観察すると、大意に関係ないところまでじっくり読んでいました。そういうところは流し読みして、問いで聞かれている場合のみ、後でじっくり読めばいいのです。

 

大意というのは、上の図で言う、結論や理由のことです。

例えば筆者が「夏はカレーを食べるべき」という主張をしている文章で、理由として「カレーは発汗を促し体温を低下させる。夏の暑い日には自然のクーラーとなる」という説明をしていたとします。ここで理由の1つ目は「カレーで体温下がるから」ということだとわかります。

そうすると、この1つ目の理由の理由が述べられるか、2つ目の理由が始まるまでサーっと読み飛ばします。途中で、研究結果や、筆者の体験談、特にどんなカレーが良いか、など書かれているかもしれません。そういう枝葉は流し読みします。

あくまで結論と理由という幹にこだわりましょう。

 

誤解しないで欲しいのは、枝葉を完全に読み飛ばすのではありません。流し読みです。書かれている項目は把握するが、具体的な内容までは把握しないということです。

カレーの話でいうと、ここには研究結果が書かれているな、ここには筆者の体験談が書いてある、ということは把握します。ですが、具体的な研究結果(50人にカレーを食べさせたところ食後10分で体温が0.2度低下したなど)や体験談の内容まで把握する必要はないということです。

 

細部に入り込みすぎると、今ピラミッド構造のどの部分の話をしているのか見失いがちです。主張と理由という幹のみを意識して拾っていくと、ピラミッド構造を頭の中で描きやすいです。 

 

以上、私が普段どんな風に文章を読んでいるか説明しました。評論文・説明文が苦手な方や、資料を理解するのが遅い方の参考になりますように。

 

 

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女の方が読解力が高いのは世界共通。脳の構造が原因か

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私が家庭教師をしていてずっと不思議に思っていたことの一つに、どの中学校の入試でも、国語の点数は女子の平均点の方が、男子の平均点よりも高いということがあります。

 

同じレベルの男女が受験する中学では、私が知る限り例外なく、国語は女子の平均点の方が高いのです。

高校入試についても調べてみると、やはり女子の平均点の方が高いようです。

会話をしていても、女の子の方が、子供ながらにちゃんとした文章を話してくれる子が多いです。

 

女の方が読解力が高いのは全世界共通

これは日本だけの現象かと思って調べてみると、実は先進国では共通して見られる現象でした。

発展途上国では、男の方が読解力が上回る国もあるそうですが、これは男の方が識字教育を受ける機会が多いことの影響も大きいため、あまりあてにならなりません。

 

ということで、基本的には全世界で女の方が男より読解力が高いということで、とても不思議じゃないですか?

これには何か生物学的な理由がありそうです。

 

色々記事や論文を見てみると、いくつか理由を見つけました。

 

理由①男は読解中、左脳の一部しか使っていないが、女は右脳と左脳両方を使う

この理由が個人的には最もしっくり来ました。読書中に脳の働いている部分を画像化(neuroimaging)すると、男は左脳のごく一部しか使っていないのに対し、女は左右両方の色々な部位を使っていることが明らかになりました。

 

右脳には文字を読むことによって浮かび上がったイメージを画像として保存しておく領域があり、女性は文字情報を読みとると同時にこの部位を使用して、うまくイメージを連想しながら読めます。

 

私が生徒を教えていて感じるのは、女の子の方が読む力は確かに高いですが、論説文・説明文だとそうでもなく、物語文・小説で顕著に感じることができます。登場人物の心情をよく理解できています。

この私の経験と、上記の研究結果は合致します。物語を読みながら情景を頭の中でイメージできる分、深い理解が可能なのだと思います。

 

理由②読書は女性的な趣味とみなされている

これも色々な記事で指摘されていました。小学生の頃を思い出してください。大人しく教室で本を読む女子は普通で、周りがそのことに対して何か言うことはないけれど、男子が本を読んでいるとからかわれる、そんな雰囲気ありませんでしたか。

外で元気よく遊ぶのが男子としては奨励されるような雰囲気。たとえ外が雨で教室で遊ぶとなっても、トランプなどの、仲間みんなで遊べることをするのが男っぽいという雰囲気。

 

私の小学校には確かにそんな雰囲気がありました。

 

つまり、女子は本を読んでいても恥ずかしくない=男子よりも本をたくさん読む機会がある=読解力が上がる、ということです。

小学校のころを思い返せば、確かに休み時間に教室で本を読んでいるのは女子ばかりでした。そして、これまでの教え子の女の子たちは定期的に本を読む習慣がある子が確かに多かったです。こんな社会学的な説も、ありえるかもしれません。

 

理由③女の方が男よりも精神の成熟が早い

幼少期においては女の方が男より大人っぽいということはみなさん経験したことがあると思います。

確かに、この理由もありそうです。女の方が大人な分、他人の気持ちがわかる、つまり登場人物や筆者の気持ちを理解できる、ということです。

 

私自身は、中学に入って女の子とメールするようになって、文字を読んだり書いたりする機会が日常に入ってきてから、国語の点数が急に伸びました。文章から相手の気持ちを読み取ろうとする良い訓練になったんですね。

女性の方が幼い頃から大人びていて、相手の気持ちを推し量ろうとする機会が多いとすると、納得できる理由です。 

 

ただ、この説には一つ疑問が残ります。小学校では大きかった男女の成熟度の違いも、中学にもなると縮まってきます。すると、国語の点数の差も縮まっていきそうですが、実際はそうなっていません。

高校入試でも、女子の方が男子よりも国語の平均点が高く、その差は中学入試の時の差と同程度です。

ですので、この説は少し怪しいと思っています。

(大学入試の点数差も見たかったのですが、データが見当たりませんでした。。)

 

まとめ

以上、女の方が読解力が高い理由をみてきました。

男女の脳の使い方の違いや、子供社会での読書に対する評価(女っぽい・男っぽい)、精神の成熟度との関係は色々な記事で挙げられていました。

理由はどうであれ、私の経験上、女子の方が男子よりも国語ができる傾向にあるのは間違いないです。

 

まぁ男はその分、算数や数学ができるんですよね。この事実を考慮すると、やはり理由①のように、男女で脳の使い方に違いがあることが理由な気がしてきます。男子は数字で考えることや頭の中で図形を動かすことに長けていると感じます。

男女お互いに別々の強みがあるから、補いながらいい関係が築けるのかもしれません。いや、分かり合えないから険悪な関係になるパターンもありますね・・・笑

 

参考webサイト

Gender Differences in Reading and Writing Achievement: Evidence From the National Assessment of Educational Progress (NAEP)

Why Girls Are Better at Reading Than Boys - The Atlantic

Girls are better than boys at reading AND writing by age 10 | Daily Mail Online

Why Do Girls Read Better Than Boys?

 

 

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音楽を聴きながらの勉強や仕事は効率が悪い〜イギリスの論文〜

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音楽を聴きながら勉強する人って結構いますよね。私の周りにも結構いました。また、音楽を聴きながら仕事する人も多いと思います。

私の経験上、音楽を聴きながらだと勉強の効率は落ちるし、仕事の作業効率も落ちると考えています。

そこで、音楽を聴きながらの勉強は効率が良い悪いのか、誰かの経験則ではない、科学的な結論が欲しいと思い論文を探すと、いい論文を発見したのでご紹介します。

Can preference for background music mediate the irrelevant sound effect?

 

音楽を聴きながら勉強や仕事するとパフォーマンスが落ちる。好きな音楽であっても

上の論文で述べられていることは、

  • 変化のある音を聴きながらの作業は、無音の環境で作業するよりパフォーマンスが落ちる
  • 自分の好きな音楽であっても嫌いな音楽であっても関係なくパフォーマンスが落ちる

ということです。

 

変化のある音というのは、強弱のある音、高低のある音、連続した異なる言葉(あいう・・)などです。研究チックにいうと、音の波形に大きな変化のある音、ということになります。

逆に変化のない音もあって、ずっと同じ強さ、高さの音や、同じ言葉の繰り返し(あーあーあー・・)や、大勢の人の話し声(学校や職場のガヤガヤ)などです。

変化のない音はパフォーマンスを落とさないそうです。

 

特にどのような作業のパフォーマンスが落ちるのかというと、短期記憶・思い出す作業・暗算です。これで、記憶系の作業や、計算が関係する作業の効率が落ちることはっきりしました。さらに、文章読解や文章作成も、次々と単語や文法を思い出す作業なので、パフォーマンスが落ちると述べられています。

つまり、単純作業以外、ほぼ全ての作業のパフォーマンスが落ちると言えるでしょう。

 

さらに興味深いことは、音楽の好みは関係ないということです。好きな音楽を聞いているとノッて作業効率が上がる、などと感じているのはまやかしだということがわかります。

 

さらに、上記論文の著者は、特に歌詞付きの音楽を聴きながらでは読解能力が落ちるということも述べています。みなさん経験されたことから実感していると思います。歌詞が邪魔して文章が頭に入ってきません。

経験則でみなさん感じていたこととは思いますが、研究で実証されたことに意味があると思います。 

 

勉強や仕事の前に好きな音楽を聞くとパフォーマンスが向上する

ただし、作業前に音楽を聞くことはパフォーマンス向上につながるという研究結果もあり、ご存知の方もいると思います。音楽を聞くことでストレスが軽減し、集中力が増すというものです。

しかし、その後の研究では、音楽に限らないということが示唆されています。

音楽だけではなく、好きなことをするとその後の作業は効率が上がるという結論です。

Don't listen to music while studying(参考記事)

 

ただ、スポーツが好きだからと言ってスポーツをすると大幅に時間を取られてしまうので、音楽などのように、机の上でも始められてすぐ終わることが良いと思います。筋トレは良いかな。

 

まとめ&自分の経験と照らし合わせて

以上をまとめると、

 

音楽を聴きながら勉強や仕事をすると効率が落ちる。歌詞付きの音楽を聴きながら文章を読むことは最悪だ。音楽を聴きたいなら勉強や仕事を始める前に聞け。集中力が増す。でも音楽に限らず好きなことをやれば良い。

 

ということになるでしょう。

作業のパフォーマンスを落とす音は音楽だけに限らないですね。音を発するものは対象になると思います。テレビが流れているリビングでの作業や、ラジオをかけながらの作業はパフォーマンスが落ちると言えそうです。

 

ただ、私も音を聴きながら勉強することはたまにします。どうしても気分がのらなくて作業できない時は聴きながら作業しますが、途中で切ることが多いです。作業に気合いが入ってくると、音が邪魔になってくるんですよね。

 

音楽は勉強や仕事を始めるときに気分を上げるために聞いて、作業に集中してきたらすぐ切るという使い方が良いのかもしれません。音楽の方にノッてしまって全然仕事に身が入らないリスクはありますが・・・。

まぁ、勉強や仕事を開始できずにずっとダラダラしてしまうことが一番よくないですからね。

 

YouTubeではせせらぎの音や雨の音など、比較的変化の少ない音と思われる音源がアップされています。こんなやつです。


【自然音】せせらぎ - 4 / 1 Hour Nature Sounds - Babbling Brook Sounds

 

私は音が欲しい時はこういう音を聴きながら作業することが多いです。上の論文でいう、変化の少ない音に該当するんじゃないかと思います。ただ、こういう優しい音であっても、自分が勉強や仕事にのってくると邪魔になってくるので消しちゃいますね。

 

以上、勉強や仕事の効率を最大化したい方の参考になりますように。

 

 

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取り返しのつかない失敗はなかったという話〜中学受験失敗・27歳職歴なし・就職後すぐ休職〜

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私の今までの人生は33年と、まだ短いですが、その中で得た教訓の一つに取り返しのつかない失敗はないというものがあります。

人生の節目のたびにうまく行かないことが多かったです。でもどの失敗も、経験した当時は、「これは取り返しのつかない失敗だわ」とか「もう人生終わったな」というぐらい落ち込みましたが、振り返ってみると、成功してても失敗してても大して変わらなかったなと思うことばかりでした。

それでは、どんな失敗をしてきて、どう自分の中で挽回したのか、みていきたいと思います。

 

死ぬほど受験勉強したのに灘不合格

私は競争心を煽られて育ったこともあり、物心ついた頃から競争心が高く、特に勉強では負けなしだと思っていました。少なくとも学校の中では。。

 

中学受験のことなど何も知らない小学校4年生の時に、近所の子供が関西では上位校の六甲中に受かったともてはやされていたことをきっかけに、私は関西で一番難しい灘に行くと言いだし、日能研に通いだしました。

 

そして確か小6の時に灘特進という日能研で最上位のクラスに入って、多分これ以上勉強できないというぐらいに勉強したけど、灘に落ちました。

不合格の知らせを聞いた時は絶望して、自分には勉強の才能がないのだと思ったし、受かった友達のことを思うと悔しくて悔しくて悔しくて、もう悔しいという言葉では全く足りないほど悔しかったです。

 

小学4年から受験勉強をしていたのはなぜなんだろう、小6から死ぬほど勉強したのはなぜなんだろう、少なくとも勉強した時間の半分は遊べたなと思う日々が続きました。

ここら辺のことはこちらの記事に詳しく書いています。 

www.yokokate.com

 

しばらくして、しょうがない、終わったことはしょうがないと冷静になり、今度は東大に入って、追いついてやる、いや追い抜いてやるんだと中学時代に勉強にもえるきっかけになりました。文字通り、私が勉強に使った小学生の時間そのものは取り返しはつきません。でも、これをバネに勉強を頑張って東大に入れば、自分の中では挽回したことにできる思いました。

そして勉強の方法も反省して修正しました。塾や学校の言う通りにしていても受からないんだと学び、自分でやるべきこと・スケジュールを決めて、自分で学力をコントロールするんだと強く思いました。

 

その結果、東大模試では常にA判定の状態になり、実際に東大に受かりました。

受かった後、中学時代に灘に落ちたことを振り返って、「灘には落ちたけど、東大に受かって帳尻合わせられた」と非常にスッキリした感覚になったことを覚えています。

 

自分を探しすぎて27まで学生(職歴なし)

東大に入ったあとは、理系だったので大学院まで迷わず進みましたが、研究生活をしているうちに、研究者として自分には才能がないと感じていました。

理論を考えるのは好きでしたが、その理論が正しいかどうか実際に実験で証明するとなると、とにかく実験のミスが多かったです。色々な薬品を混ぜたりするのですが、「あれ?今この薬品混ぜたんだっけ?今から混ぜるんだっけ?」とわからなくなることがよくありました。超短期記憶が弱いんだと思います。

 

何度も実験を失敗する横で、同僚たちは普通に研究を進めているので、あぁ自分には才能はないんだと悟り、別の道を模索しました。

 今思えば院の2年ぐらい我慢して研究職以外の職種に就職すればいいだけだったと思います。でもその当時は何をすべきか本当に悩んでいて、文系の院に入学し直したり、休学して海外に行ったりしました。そして就職活動する時にはもう27歳になっていました。普通に学部卒で就職活動している人は21歳の方もいますから、6歳差ですよ。無駄に年食ってしまったなぁと悲しくなりました。これは今でも時々思います・・。

 

東大生といえど、職歴なし27歳は相当ヤバいんだろうなと感じていました。ちょうどその頃、某掲示板サイトで「27歳職歴なし人生詰んだ」みたいなスレが立っていて、「俺のことやん!」とかなり焦った記憶があります。まじで人生もう取り返しつかないんじゃないかと恐れていました。このままニートになるのか俺・・と。

 

就職活動を始めて、実際書類選考で落とされたところも結構ありました。年齢で落とされたんだなと思っています。それでも色々な方に話を聞く中で、外資系の経営コンサル会社は年齢を気にしないという話を聞き、また、経営関連の知識は今後起業する時にも役立つだろうということで、経営コンサル会社を中心に就職活動しました。

コンサル会社では書類選考で落とされることはなく、無事コンサル会社に就職できて、めちゃくちゃほっとしたのを覚えています。

 

経営コンサル会社で上手にステップアップ(昇進・転職)していくと、 普通にストレートで就職した人との差(6年)なんて、すぐ埋めることができると聞いていたので、これで少しは挽回できたかなと思っていました。

 

就職後、苛烈な上司に遭遇し即休職

よ〜し、失われた6年を挽回するぞと息巻いて仕事をはじめましたが、最初の上司がめちゃくちゃ厳しく詰める人で、私は会うたびに萎縮してしまって、全くパフォーマンスを発揮できなくなりました。ほどなく、会社に行こうにも体が動かない状態になり休職する羽目に・・・。

6年を挽回するはずが、むしろこれでは後退してるではないかと自分に絶望したのを覚えています。コンサル会社はかなり実力主義で、無能と思われた人には仕事が回って来なくなります。ですので、入社後即休職した私は、もうまともな仕事は回ってこない、取り返しつかないんじゃないかと思い込んでいました。

それでも実家でゆっくり休養していると1ヶ月ぐらいで元気が回復し、復職しました。

 

復職後は誰でもできる書類チェックをやらされましたが、このスーパー簡単な仕事でミスしたらもうあとがないと思って、必死に、ミスがないようにやりました。

すると、段々とデータ集めや、お客さんに提出する書類作成も任されるようになり、同僚たちと同じように力を発揮することができるようになりました。

そのプロジェクトが終わって、次のプロジェクトでは、中心戦力として扱ってもらえ、早期昇進できました。これで1年挽回したなと、非常に嬉しく思いました。

その後も上司の無理難題にひたすら応えて仕事を評価してもらい、再度早期昇進の対象となりました。結局昇進する前に、自分のやりたかった起業をすることにし、会社をやめてしまいましたが、自分の中では2年挽回できたなとは思っています。

 

起業した今ではもう自分が周りに比べて何年遅れているとか進んでいるとか全く気にならなくなりました。起業の世界では、20代で花開く人もいれば、50代で花開いたマクドナルドの元社長(レイ・クロック)のような人もたくさんいるからです。

 

以上、私自身が人生の節目で色々失敗してきたけど、その度に挽回してきたことを書きました。失敗した時にはもう終わったと絶望するものですが、ほとんどのことは挽回する道はあるのかなぁと思っています。

 

 

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